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タイトルヴィレル・ボカージュの謎
記事No1984
投稿日: 2004/06/21(Mon) 23:04
投稿者IZUMO
今月の模型雑誌の月刊アーマーモデリング第57号をご覧になった方はいらっしゃるでしょうか?
今月号は、ノルマンディー戦60周年と云う事で、かのビットマンの特集だったのですが、この中の解説記事を読んで、???となる点がありました。
有名なヴィレル・ボカージュの戦いでのビットマンの行動に付いてなのですが、昔の「パンツァーズ・イン・ノルマンディー」の記述と微妙に異なっています。
 
具体的に云うと、パンツァーズ〜ではビットマンはヴィレル・ボカージュの村を東西に2往復しようとし、2度目の往路でイギリス軍の対戦車砲に撃破されるのですが、AM誌の記事では1度目の復路で撃破された事になっています。 パンツァーズ〜の2往復には昔から色々と疑問に思う事が多く、今回の1往復の方が、話的にはしっくり来る感があるのですが、この場合、有名な市街地で撃破されたビットマン車の写真と車両の進行方向が反対になってしまうと思うのですが・・・ この場合、写真のティーガーはビットマンの乗っていた222号車ではなかった、と云う事になるのでしょうか?

些細な事ですが気になります。
パンツァーズ〜は相当古い文献なので、その後の研究により定説が変更されていたのでしょうか?
手軽に手に入る最近の本と云えば、同じく大日本絵画のビットマンの伝記「ティーガーの騎士」ですが、生憎、こちらは読んでいません。
どなたか、詳しくご存知の方がいらっしるでしょうか?

タイトルRe: ヴィレル・ボカージュの謎
記事No1988
投稿日: 2004/06/25(Fri) 09:30
投稿者Toshi.
参照先http://homepage3.nifty.com/toshi51/index.html
「パンツァーズ・イン・ノルマンディ」古いですか? 1983年に英語版が出た直後に読んだのですが、その感動はそんな昔のこととは思えません。

 今回のAM誌の記述が何を参考にしたのかは不明ですが、非常に一般的なものだと思います。ヴィレル・ボカージュの戦いに限らず戦史を調べるには、公刊戦史類にあたるか参加者にインタビューしていくわけですよね? 当日のヴィットマンの行動は第ISS装甲軍団司令部の報告がありますので、それがまず基本だと思います。これは「SS12装甲師団史」で読めます(手元には原著しかないのですが)。

 「パンツァー〜」は写真や、参加者へのインタビューなどをもとに当時を再現しており、その詳細さはほかの書籍から突出しています。しかし個人的には疑問点もあります。
 戦い全体の流れに関してはイギリス軍の参加各部隊の記録や、リトゲン、マイヤーなどの本でだいたいつかむことができたと思っているのですが、主に装甲教導師団と、メビウス中隊との関連において、「パンツァー〜」と食い違っているのです。

 誤解を恐れずに言えば、「パンツァー〜」はちょっと暴走気味なのではないかと。


 「ティーガーの騎士」は読んでおりません。戦後すぐに出版された本らしいということで、敬遠していたのですが、これを機会に読んでみましょうかね。

タイトル管理室宛
記事No1991
投稿日: 2004/06/25(Fri) 22:35
投稿者 IZUMO
申し訳ありません。
書き込みを失敗してしまったのですが、削除の仕方が判りません。
失敗したものを管理者の方に削除して頂く事は出来ますでしょうか?
もしくは、削除の方法を解説して頂けないでしょうか?
真に申し訳ありません。

タイトルRe: 管理室宛
記事No1993
投稿日: 2004/06/26(Sat) 00:20
投稿者TraJan@副管理者
 IZUMOさん こんにちは。

 ご依頼の発言は削除しました。
 発言削除の方法についてですが、一番下に発言番号とパスワードを入力すれば、削除できる欄がありますので、これで発言削除ができきることはご理解頂いていると思います。ただし、発言する時にパスワードを入力しないと削除ができませんから、パスワード入力を忘れないようにしてください。

タイトルRe^2: 管理室宛
記事No1994
投稿日: 2004/06/26(Sat) 01:22
投稿者 IZUMO
ありがとうございました。
お手数をお掛けしました。

タイトルRe^2: ヴィレル・ボカージュの謎
記事No1995
投稿日: 2004/06/26(Sat) 22:29
投稿者 IZUMO
確かに「SS12装甲師団史」でも当たれますね、ありがとうございます。
僕は当日のビットマンの行動が、パンツァーズとAM誌の記事では若干違う様に思います。 どちらが一般的なのかは判りかねますが・・・

かなり省略しますが、パンツァーズでの展開は概ね次の様なものだと思います。
ビットマンは南側から街に侵入、213地点に向かう英軍第7機甲師団のA中隊と、街の東口の街道沿いに停車する英戦車連隊本部(随伴歩兵大隊の方が正確か?)の車列を発見、攻撃を決意し無線で友軍を友軍を呼び寄せると共に、自身は単独で車列を攻撃、これを蹂躙し、更に街の西を偵察するため街道を西に向かう。 街の西側にB中隊を発見、遭遇戦になるもこれを振り切り、元来た道を戻って、街の東口で友軍(自身の第2中隊)と合流し戦車5両を率いて213地点のA中隊を攻撃これを殲滅し返す刀でB中隊を打つ%

タイトルRe^3: ヴィレル・ボカージュの謎
記事No1996
投稿日: 2004/06/26(Sat) 22:31
投稿者 IZUMO
確かに「SS12装甲師団史」でも当たれますね、ありがとうございます。
僕は当日のビットマンの行動が、パンツァーズとAM誌の記事では若干違う様に思います。 どちらが一般的なのかは判りかねますが・・・

かなり省略しますが、パンツァーズでの展開は概ね次の様なものだと思います。
ビットマンは南側から街に侵入、213地点に向かう英軍第7機甲師団のA中隊と、街の東口の街道沿いに停車する英戦車連隊本部(随伴歩兵大隊の方が正確か?)の車列を発見、攻撃を決意し無線で友軍を友軍を呼び寄せると共に、自身は単独で車列を攻撃、これを蹂躙し、更に街の西を偵察するため街道を西に向かう。 街の西側にB中隊を発見、遭遇戦になるもこれを振り切り、元来た道を戻って、街の東口で友軍(自身の第2中隊)と合流し戦車5両を率いて213地点のA中隊を攻撃これを殲滅し返す刀でB中隊を打つべく街に取って返すも、B中隊の待ち伏せに会い乗車を撃破される。

ディアス大尉のエピソードを完全に省略していますが、以上のようにビットマンはA中隊のいる街の東側とB中隊のいる東側を、街道伝いに1往復半していますが、これに対してAM誌の解説では、B中隊と遭遇後、Uターンして戻ってくる際に対戦車砲(連隊本部の生き残りか?)に討ち取られています。
このため、その後の213地点のA中隊攻撃には参加していない事になっています。
(基本的にA中隊に対する攻撃自体、パンツァーズの様に一纏めで殲滅されていません、ビットマン・第2中隊・第1中隊・戦車教導師団が共同で殲滅して行った事になっています)
些細な違いかも知れませんが「撃破数も変化するのでは?」と気になります。
また、AM誌の解説の流れで行くと、ビットマンは街を西から東に移動中に撃破されるため、後に東から進入してきた後続のドイツ軍戦車(メビウス中隊)とは車両の向きが1台だけ逆になっている筈ですが、パンツァーズの有名な「廃墟の中に横たわるビットマンのティーガー」を写した写真では他の撃破車両と同じ向きとなっています。  この場合、写真のティーガーはビットマン車では無い事になるのでしょうか?  この写真自体はパンツァーズを読んだ当初から気になっていたのですが・・・(ビットマンの第2中隊の車両は大隊マークのみで戦車の戦術記号は書かれていない筈なのですが、写真の車両には両方が書き込まれています、第1中隊の車両なのでは?)  
結構な違いだと思うのですが、どうでしょうか?  

タイトルRe^4: ヴィレル・ボカージュの謎
記事No2003
投稿日: 2004/06/30(Wed) 23:58
投稿者Toshi.
「南側から街に侵入」→「街道の南側から街道に乗り入れ」ですかね。

 全体をみていくとたいへんなので、最初は「PinN」の写真の話でも。
 撃破されたティーガーがつごう3台写っていますが、これは第1中隊の車両じゃないですかね? 戦役全体の写真から多くの人が検討していますが、戦術マークは第1中隊の車両独特のものである可能性が高い。そうなると?

タイトルRe^5: ヴィレル・ボカージュの謎
記事No2006
投稿日: 2004/07/01(Thu) 22:18
投稿者 IZUMO
> 「南側から街に侵入」→「街道の南側から街道に乗り入れ」ですかね。

「PinN」の169頁の地図だと街道の南側、鉄道線路のある側から進入していますよね。 第一中隊もD71道路から後に続いています。

>  全体をみていくとたいへんなので、最初は「PinN」の写真の話でも。
>  撃破されたティーガーがつごう3台写っていますが、これは第1中隊の車両じゃないですかね? 戦役全体の写真から多くの人が検討していますが、戦術マークは第1中隊の車両独特のものである可能性が高い。そうなると?

僕もそう思います。 「PinN」でビットマン車とされているのは第1中隊の車両でしょう。 そうなると恐らくビットマンのティーガーはもっと別の場所で撃破された事になり、「PinN」の解説には明らかに矛盾した点がある事になります。 ヴィレル・ボカージュの戦いを扱った他の文献ではどうなっているのでしょうか? ご存知ありませんか?