[リストへもどる]
一括表示
タイトル安土家康暗殺計画
記事No2319
投稿日: 2005/07/14(Thu) 15:10
投稿者ごちょう
ウィリーさんのネタが結構イケていたので、小生もちょっと
本能寺の変でネタを書いてみました。

題して「安土城家康暗殺計画」

まず仮定としてはフロイス「日本史」の「おそらく明智は信
長の命に基づいてその義弟である三河の国主を殺すつもりで
あろうと考えた」記述を元にしています。

「三河の国主」と言うのは家康の事で当時の家康と信長の関
係を表す本能寺の変の一つの傍証になっており、結果的には
家康は堺に滞在していたため光秀が討ち漏らしたと言う結論
になっていますね。

そこで小生はその暗殺計画をヒネって考えてみました。考え
てみると別に信長は家康を暗殺するのに京都まで連れて行く
必要が無く「本拠の安土城接待の時にやれば良いのでは?」
と考えたのでした。そしてその時の接待役も「光秀」なわけ
で上記のフロイスの記述とも合致します。共同謀議は成立す
るのです。

そして方法は「饗応の席で家康を毒殺する」つもりだったの
で無いかと仮定するのです。

ただ毒殺の場合は料理の味が変わった為に食べる時にに発覚
する恐れがあります。幸い武家の料理は味が濃いので変質し
難くその点はやや安心なのですが、手違いで光秀は繊細な京
料理を出してしまった。これだと毒の味が際立って、発覚の
危険があります。

信長も「しまった」と思ったのか、光秀を呼びつけて味付け
にケチをつけた。つまり信長が料理の味にケチをつけたのは
好みでは無く「毒が入れにくい」と言う理由があったからだ
と邪推することも可能でしょうか?

そこで光秀は毒殺の切り札を投入します。時代劇でも有名な
「ふなずし」です。あの強烈な匂いと癖のある味は毒の風味
など簡単に誤魔化す事が出来るでしょう。でなければ幾ら近
江の名産だからと言え、あの強烈な「ふなずし」など出すは
ずがありません。仮に信長が食べれば家康も鼻を摘んででも
食べるしかないでしょうね。

しかし家康も警戒したのか「腐っている」と言って「ふなず
し」には手をつけなかった。信長としては毒が入っている事
は知っているので後には引けず当然再び光秀を呼びつけた。

そこで有名な光秀の釈明と信長の折檻になるわけですね。

しかし結局練りに練った暗殺計画を料理人の手違いと光秀の
失態で失敗に終わったわけですから、当然信長の怒りも収ま
りがつかないでしょう。その料理人を成敗もしたくもなりま
す。もちろん光秀の失態の責任も重大ですから解任となるわ
けですね。

そしてこの時の失態と遺恨が「本能寺の変に繋がった」と通
説と怨恨説を中心に講談風にでっち上げて見ました。

面白かったら笑ってくださいね。