タイトル | : Re^2: 関が原の問鉄砲 |
記事No | : 2330 |
投稿日 | : 2005/09/08(Thu) 23:37 |
投稿者 | : ウィリー |
こんばんは、まいどSF的歴史解釈を垂れ流してるウィリーです。
私はこの「問鉄砲」、ある意味正しくある意味間違いだろうと思ってます。 ある意味正しいというのは、実際に鉄砲は撃っただろうということ。 ある意味間違いというのは、問責で撃ったのではなく 本気で家康は小早川勢に攻撃を仕掛ける意図があっただろうということ。
関ヶ原の合戦級やってて思うんですけど あの小早川勢は中立であるぐらいならいっそ敵である方が 8万の軍勢を有効活用できます。 右翼を石田に押さえられ左翼では小早川が邪魔 こうなると正面攻撃しかないわけですが 十分に鉄砲を装備し、より高い位置から撃ちおろしてくる敵相手に 正面突撃では攻撃側が圧倒的に不利。
が、ここで、小早川勢を攻撃して小早川を山城の方へおいやれば その隙間を強引に中央突破することで背後からの攻撃の可能性も出てきます。 どうせ前衛は太閤恩顧の大名です。小早川攻めの捨て石にしたところで 惜しくともなんともありません。 ここで負ければ滅亡の西軍主戦派と違って小早川は寝返りを申し出るほど戦意が低い。 なら、邪魔になるならこちらから攻めて撃滅したっていいわけです。
そして、その「本気で小早川を攻めるために軍勢の配置換えをしたこと」が (鉄砲などではなく)小早川の決断の理由でしょう。 鉄砲の音は聞こえなくても、軍勢の動きは山上からよく見えたでしょうから。
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