タイトル | : Re^7: 1940のフランス軍の戦略構想 |
投稿日 | : 2005/01/26(Wed) 22:26 |
投稿者 | : DASREICH |
山家様こんばんわ。
それでは約束どうり、まず山家様の意見に対する反証より始めて見たいと
思います。
本題から外れ-の点はでは除外して、それ以降の点について、考えてみたいと思います。
まず、万一仏より講和を呼びかけてきた場合、その講和条件は、という点にまとを絞って反証していきますと、まず、独の究極の目的が対ソ戦にあり、
対仏戦はいわば、それに備え後顧の憂いを絶っておく、いわば対ソ戦の前哨戦である、という位置づけについては山家様も異論無きようですので、その前提をもって独の考えうる戦略観より講和条件を分析していきたいと思います。
まず、若干?バーチャルな論理展開になってしまいますが、他の方も書いていらっしゃいますが、万一あの時点で仏が独と講和した場合、英国は黙っているでしょうか?私も一時の意見と違い、なんらかの軍事オプションをとってくる可能性が高いと思います。もし、その点に同意できるのであれば、
独にしてみれば、戦わずして英仏の間を分断できる好機であり、また対ソ戦の観点からも、その時点で何らかの形で英仏間に軍事的緊張状態が生じている可能性が高いのならば、わざわざ軍事力を持って仏軍を撃破する必要はありません。そのような事態の予見出来ることに大きな論理的矛盾が見られない以上?独としてはこの機会を逃さないよう寛大な講和条件の提示が予想できるのではないでしょうか。