タイトル | : Re^9: 1940のフランス軍の戦略構想 |
投稿日 | : 2005/01/29(Sat) 02:50 |
投稿者 | : DASREICH |
> 上記のことから、仏政府が1939年から1940年当時、独は絶対に対仏戦争を今後起こさない、と信用できるとは思えません。後知恵を認めるべき、と主張されるのなら、話しは別ですが、寛大な講和条件を提示されても、仏の油断を誘うためでは、と疑いが先にたちます。それに寛大な講和条件、といわれても、ある程度具体的にどのような講和条件が提示されると考えておられるのか示していただかないと、議論の仕様がありません。私の考える独への寛大な講和条件は、最低でも、独はポーランドを独立国として復興させることです。
まあ、信用の件は既述しましたので、おいときまして、それではそもそも
交渉になりません。前提が、仏国よりの提案、
ということであるのなら、一応仏国の方に提案をまとめたい、
という気があっての仮定になりますので、山家様の考えはともかく、
当時の仏国首脳の考えられる、現実的な提案、という観点より見てみますと、独軍の独仏国境より一定の距離の撤兵、ベネルクス3国に対する独による不可侵条約等による安全の保障、地中海方面、南部国境方面の安全確保
のため、独伊同盟関係の何らかの変更、これ以上の独の欧州の現状変更
要求を取り下げることの具体的な担保としての、対独兵力削減要求、
ポーランドの現状を協議するためのソを交えた多国間会議の開催、
といったところでどうでしょうか。