タイトル | : Re^10: 1940のフランス軍の戦略構想 |
投稿日 | : 2005/01/29(Sat) 23:19 |
投稿者 | : 山家 |
> まず、英はベルサイユ条約を自分より破ることになる、英独海軍協定にストレーザ戦線でベルサイユ体制維持を英・仏・伊の3国で確認しあったすぐあとに調印しています。また、ミュンヘンでは同盟を約束したチェコを軽々と見捨てています。また、独裁体制打破が世界の安全と平和のためで、そのためにはいかなる犠牲もいとわない、というのであれば、同盟国ポーランドを蹂躙した、独裁体制国家ソ連にも、信義にのっとって宣戦すべきなのでは?
別のレスで述べましたが。WWU開戦当初から、独海軍はほぼ全力を持って、英仏にたいする通商破壊戦に勤しみ、仏海軍が対伊海軍のために地中海に主力を展開させていたことも加わって、ノルウェー侵攻作戦支援のために独海軍が主力の通商破壊戦投入を止めるまでに、22隻のUボートだけで半年間で約80万トンの戦果を挙げています。このような状況下で、更に80隻もの規模を誇るソ連潜水艦艦隊が参戦する対ソ宣戦布告を行わずに、まず対独戦優先の判断を英仏が行うのはある意味当然ではないでしょうか。そして、英海軍はそのために血を流しているのです。現に共に戦い、血を流している戦友が、現在は信義に欠けるとおっしゃるのでしょうか。