タイトル | : Re^3: 1940のフランス軍の戦略構想 |
投稿日 | : 2005/02/01(Tue) 18:09 |
投稿者 | : WalkingAircraftcarrisr |
ごちょうさん、山家さん、こんにちは。
お二人のご意見……意見の違いがあるというよりは、ほとんど同じご意見で、重点の置き所が少し違うだけ、と傍からは見えるので……に基本的に賛成です。
その上で、次の点についてご意見をお聞かせください。
1.英仏は、ドイツの再軍備宣言からミュンヘン危機までの時期、「世界戦争」だけでなく、「軍事力の行使」じたいをやりたくなかったのではないでしょうか。
「世界戦争」にまで行かなくても、ドイツに対して軍事行動をとるだけでも、人命もさることながら、非常にお金がかかります。当時の英仏両国の世論の状況が平和一色だったので、金のかかる軍事行動をとることを政治的に決断できなかった、という意味があるのではないでしょうか?
ミュンヘン危機当時はまた別として、再軍備宣言やラインラント進駐の時点では、ドイツ侵攻が「世界戦争」にまで発展するとは思えないのですが……
2.もう一つ、英仏両国とも、「ヒトラーはボルシェヴィキよりはまし」という判断があったのではないでしょうか。
「ヘタにルール再占領などをやってドイツ国内が18年当時のような大混乱になれば、ヒトラーはツブせても、その後のドサクサに共産党の政権が成立するもしれない。もしそうなれば、ボルシェヴィキは東〜中欧を席捲してしまう。ヒトラーは危ないヤツかもしれないが、まさか著書で言ってるとおりのことを本気でやるつもりではなかろうし、ゲルマン民族の単一国家くらいのことなら、赤色革命の波及にくらべればまだ辛抱できる、と……
P.S.
IZUMOさん、私がムソリーニというのはどうでしょうか?