投稿日 | : 2003/03/20(Thu) 19:20 |
投稿者 | : 柿崎 唯 |
Eメール | : wyvern9@juno.ocn.ne.jp |
URL | : http://www9.ocn.ne.jp/~saphisgc/ |
タイトル | : Re^4: ルールについて |
拠点防御に関してですが、本戦役では、10日間包囲されて生還した第320歩兵師団と、Slavyanskに3日間、籠城した第7装甲師団の例があるわけです。
第320歩兵師団のほうは流石に補給切れに苦しんでいるのですが、第7装甲師団はほとんど問題になっていません。まあ、3日間だけだったのかも知れませんが、包囲されるのを覚悟で立てこもってもいます。
Slavyanskその他の拠点にドイツ軍が多くの物資を蓄えていたのは間違いないようです。
拠点防御をすすめるわけでは有りませんが、ある程度拠点防御が出来ないと史実から大きくずれてしまいます。Slavyanskは史実では2月17日にドイツ軍が自主的に退去するまで落ちていないのです。
まあ、拠点防御に徹すればそれだけで勝ってしまう、というのはもっと問題なので、確かに修正しなければなりません。
この辺りは改定案Bともども検討頂ければ幸いです。
ちなみに、ソ連軍の現地調達ですが、確かにこれは盛んに行われ、本ゲームでもそのためのルールがあります。ただ、これでソ連軍部隊が生き延びていくのは困難だったと思います。
ソ連軍が進撃で得られた最も有益な品物はドイツ軍が蓄えていた物資でした。ですが、これは極めて不確実です。
ロシアはもともと貧しく人口過疎であり民間から調達できるものには限りがありました。第2次大戦では部隊の補給に占める食料の比率は大幅に下がっており、武器、弾薬、燃料の補給が主体です。そしてこれらは民間人からは徴用出来ませんでした。この当時のロシアではモータリゼーションはなく、従って、民生用の石炭はあってもガソリンは皆無でした。
ソ連軍が民間から得られたのはわずかな「食料」と「人間」だけだったと言って良いでしょう。この人間にしても強制徴用がいやで逃亡する例も多かったようで確実ではなかったようです。