投稿日 | : 2003/05/14(Wed) 12:06 |
投稿者 | : 青侍 |
Eメール | : ishiiy@kus.hokkyodai.ac.jp |
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タイトル | : 5月4日のリプレイと新しい補充ルールについて |
5月4日に札幌で無謀にもデザイナーとプレイをしました。
柿崎さんがソ連軍で、私は初めてドイツ軍でプレイしましたが、4ターンで完敗でした。原因として、北部でGD師団をDONETS東岸において、69軍の司令部を追い回しすぎたため、40軍への手当が出来ず、大きく側面を迂回されて、ハリコフが包囲される寸前まで行きました。さらに、中央では柿崎氏が書いているように、通常補給ぎりぎりのところまで前進され、サドンデスを狙える位置に進出を許したばかりか、大きく北に回り込まられて、40軍とともにハリコフを包囲する寸前になりました。
南部は、一応拠点集中防御戦術で安定していましたが、結果として中央と北部での部隊が足りなくなり、前記のような結果となりました。柿崎さんの戦術は、本人の言に寄れば「ゆるゆる戦術」というもので、ソ連軍は装甲軍団以外スタックせず広く戦線を張りながら、広範囲に渡って浸透して来るという戦術でした。ですから、第7機甲師団も1度準備攻撃を受けただけで、後は遠巻きに包囲に止めるというやり方でした。320歩兵師団に至っては、包囲はされたものの一度も攻撃を受けていません。当然、無傷ですが3重の包囲網の中で戦線後方に取り残されて、全体の戦況には全く無縁な存在になりました。序盤において、ほとんど攻撃しないソ連軍という者を想定していなかったので、ドイツ軍が町などで拠点集中防御という戦術を取りました。けれどもその結果として、大きく迂回されて包囲におちるということがはっきり解りました。そういう意味では、このゲームに抱いていた先入観のようなものを取り除いていただいたわけで、感謝しています。
それから、V53以降に新しい史料が見つかったとのことで、ソ連軍の新しい補充表をいただきました。ここでは、まだ誰も書き込んでいないところをみると、柿崎さんから他の人へは送付が遅れているようなので、一言書いておきます。柿崎さんの言に寄れば、当初この戦いの期間におけるソ連軍の補充を2万人と想定していたそうですが、実際の史料で3万5千人という数字が見つかったそうです。そのため、ターントラックの歩兵補充が、例えば2ターンは1であったものが2に変更になるなど、約2倍に増えていました。解放政策の数値がかなり良くなっています。今回のプレイでは、ソ連軍とドイツ軍の戦術が過激なものでは無かったので、それに4ターンですし、特に目立った影響は無かったのですが、10ターンぐらいからじわじわと効いて来るような気がします。
一応、報告まで。