8月31日(日)のTSS例会にて,WORLD INFLAMES 5TH EDITION(ADG)をプレイしたので報告します。プレイしたのはシナリオ5"FASCIST TIDE"ヨーロッパマップのみを使うシナリオです。私が枢軸軍,TraJan氏が連合軍でした。
枢軸軍の初期配置は,精鋭の歩兵師団と戦闘機部隊こそ西部戦線に配置したものの,主力はポーランド方面に配置としました。ポーランド軍はワルシャワ集中配置でした。
枢軸軍は序盤全攻撃機を投入して一気にポーランド軍の撃滅を目指しますが,賽の目の悪さも手伝って,ワルシャワ攻略に失敗します。ここでポーランドの空軍の襲撃とともに反撃に合い,枢軸軍は大損害を被ります。
第3インパルスにようやくとポーランドを攻略しますが,西方では異変が起きていました。
第2インパルスに突如西部戦線にて空襲とともに仏軍が撃って出てきます。もちろん全戦闘機で追撃しますが,航空優勢を生かせず,多くの爆撃機が突破して行きます。地上攻撃も苛烈を極め,SAARBRUCKENが陥落します。枢軸軍もポーランド方面から部隊を急派しますが間に合わず,さらに第4インパルスにはSAARBRUCKENの北の森林と平地のヘクスが陥落します。
ここでルールブックを読んでみて,イタリアの参戦に条件がないことを確認し(^_^;),急きょイタリア軍を召還することにしました。イタリア軍は陸軍は今一つなんですが,空軍は侮れないものがあり,今回は連合軍が空軍を使いきっていたこともあり,大活躍をします。第5インパルス,SAARBRUCKENと北の森林ヘクスが陥落し,平地にいる連合軍部隊は孤立します。
第6インパルス,連合軍は包囲の一角を突き崩すことに成功し,取りあえず被包囲部隊に補給を通すことに成功しました。ここで突然このターンは終了しました。
この時点であまり時間は残っていなかったのですが,取りあえず形ばかりの生産活動を行い,ターンを完全に終了させたところでゲームを終了しました。
今回は練習プレイということだったので,このような結果となりました。あまりシステムを拾得していなかったので,ちょっと変な展開だったかもしれませんね。空軍の予備を使い切ってしまったのは,あまり誉められた行動ではなかったような気がします。
また,海軍を殆ど使わなかったのも,課題といえそうです。
しかし,WIFのおもしろさの片鱗は垣間見れたような気がします。まず,戦略級特有の,部隊の生産や,1国の全兵力を率いれる優越感。多数の戦略が考えられる思考ゲームとしての奥の深さ。3軍の協同の悩ましさ。強力な空軍と,オーバーランやマルチインパルスによる流動的な展開。これらの魅力が相まって,WIFの面白さに繋がっているのだと思います。
このような魅力的なゲームが,基本ルールは比較的単純なシステムで作られていて,かつ,特別ルールの類がそれほど多くないにも関わらず,ちゃんとゲームが動くよう仕上がっているのは,見事としか言い様が有りません。
あえて難を唱えるとすれば,マルチインパルスによる,ゲーム時間の長さでしょうか。これもプレイヤーの習熟度と,人数により,ある程度は解決可能かとも思われます。
まぁ,既に多くの方はWIFを経験されていることとは思いますが,私のようにまだプレイしたことがない方で,WWIIの戦略級に興味がある方は,一度見てみて損はない作品とは言えそうです。
FINAL EDITIONではどう改良されたのかと言う点も,興味があるところですね。幸い近く開催されるTSSの近江合宿にて検証できそうですから,今から楽しみです。(^_^)
YEN