2000年10月14日(土)のTSS例会にて、Amoeba Wars(AH)をプレイしたので報告します。
 怪鳥さん、Jefさん、Ozさん、Mkさん、私とでプレイしました。私は初めてのプレイです。

Amoeba Wars(AH)

 序盤に私は空白地が多かった怪鳥さんの近くでアメーバを大量発生させ、怪鳥さんの足を止めます。また、私の隣にいたJefさんが伸び悩んでいたので、序盤は私が優勢でした。
 これを警戒したOzさんは、私が狙っていた主要銀河系に最終兵器を出動させ、私の出鼻をくじきます。また、最終兵器が占拠した主要銀河系の隣の主要銀河系は、それぞれOzさんとJefさんが占拠し、私の進出を阻みます。
 この頃、遅れてJefさんの隣の主要銀河系にやってきた怪鳥さんは、Jefさんからアメーバーのカードプレイを受けて打撃を受けたところに、猛攻を受け、敢えなく敗退してしまいます。しかし、兵力を二分したため弱みを生じ、私が特殊能力のワープを生かして飛地ながらここを占拠します。
 こうして、3勢力がお互い潰しあうなか、戦争をしていなかったOzさんとMkさんが優位に立っていました。しかし、この均衡も最終兵器がMkさんをずたずたにするや崩れ、すかさずOzさんが追撃をかけます。こうして、Ozさんが旗艦を移動させられる特殊能力で他を寄せ付けず、遂に銀河系を解放したのでした。

 このゲームは古いゲームではありますが、プレイヤーの特殊能力や、パワープレイ(カードプレイ)等、今までも通用する点も多いと感じました。
 プレイヤーの特殊能力は、Cosmic EncounterやWeb & Starship等SFゲームではそれ程珍しくありませんが、このゲームは走りと言って良いと思われます。プレイヤーに相対的思考を要求して、簡単なシステムのゲームに彩りを与えています。
 パワープレイ(カードプレイ)についても同様で、カードプレイが決して珍しくないSFゲームでも初期の物でしょう。プレイに意外性と思考性を与え、興味深くしていることは言うまでもありません。
 これらのルールがバランス良くシステム化されていることが、古典としての価値を今にも保持しているのだと思います。

 最近、というかここ10年位は、上記の観点が導入されたヒストリカルゲームも目に付くようになってきました。このゲームをプレイしていて、タクテクス3号で語られた、SFゲームは新しいシステムの実験場として機能していることを、思い出しました。

YEN      

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