田部井 真史さん、こんにちは。ヨチローさん、横入り失礼します…m(__)m
》システムの特徴とかありましたら、紹介していただけると嬉しいです。
(@nifty FGAME1 MES7 #16685より引用:編集者注)
ちょうど私の目の前にも「ANZIO」があるのですが、タクテクス誌13号に非常に良い感じの解説が載ってますね…(^^;
#ちなみにこの雑誌の名は、『タクテクス』誌ですね>諸氏<「タクティクス」というのは、当時すでに某男性用化粧品の商標として登録されていたようです(笑)。
まあそちらをお持ちの方はそちらを読んでいただいた方がわかりやすいかもしれないのですが、一応簡単に解説します。
基本シークエンスはアバロンヒルクラッシクスに近い、移動−戦闘にMust Attack の ZOC 侵入−停止ゲームです。
しかし当時(初版1969年)としては画期的とも言える、いくつかのシステムを持っています。
まず戦闘結果は、全てステップ損失で表されています。
#2:1でサイの目3なら、両軍1ステップロス、とかですね…(^_^;
それにともない当時AHの他のゲームのユニットがほとんど「裏無し1ステップ」だったのに対して、最大6カウンター(残余ステップが存在するので、最大7ステップ)で表されます…\(^o^)/
# よく見たらコマンド日本版31号付録「African Campaign」に、きわめて近いんじゃないか?<基本システム
ただし当時のAHは裏印刷技術がなかったので、全て表面だけ(ステップ減少時は、駒を取り替え驕jですが…(。_゜☆\(~)<ちょっと煩雑かも
また戦闘序列は連隊〜師団級としては非常に精密で、特に連合軍はたしかに「連合軍」と呼べる感じです。例えばヨチローさんのおっしゃる「442連隊」というのは、アメリカ陸軍所属の「日系第442連隊」の事ですね。
それからコマンド日本版31号に載っている、「ブラジル欧州派遣軍」も登場します。
# ところがこのゲームはやはり当時としては極めて珍しい「スタック価」システムを採用しているため、額面戦力はブラジル軍の方が高いもののスタック価あたりでは日系連隊は連合軍中最高レベルを誇ります…(^o^)ノ
さらにこのゲームでは戦闘後前進(あるいはエポック「D−DAY」に似た、突破転進)の後2次(あるいは3次)戦闘まで出来るという、先進的なルールを持っています…\(゜o゜)/
ただしやはり地形が厳しいので、これらのルールがあってもそのままでは連合軍は突破は厳しいです…(。_゜☆\(~)
そこで効いてくるのが、強襲上陸や空挺降下などの各種2次侵攻ルールです…(~o~)ノ
たとえば基本ルールでは空挺降下は出来ず、上級ルールでは連合軍によるローマ降下だけですが、上級追加ルールを用いるとマーケット=ガーデン作戦なみの空挺降下を、『両軍とも』おこなえる可能性があるのです…\(゜o゜)/
ドイツ軍もただ黙ってこれを受けるだけでなく、これに対抗して「通常」「増強」「最大」の3種類の戦闘序列の中から任意のものを選んで、連合軍を海に追い落とそうと試みる事も出来ます。
このように多様なバリエーションを持つ、イタリアンキャンペーンの決定版と言っても過言ではない作品なのです…\(^o^)/
# この作品の欠点と言ったら、このゲームの完成度が高すぎて、その後イタリアンキャンペーンゲームが作られなくなった事くらいでしょうか?(あとマップの色合いが、ちとケバいかも(爆)…(。_゜☆\(~))
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》それからANZIOを挙げるくらいですから、ヨチローさんは他にもイタリア戦線のゲームでお好きなものがあるのでは?
(@nifty FGAME1 MES7 #16685より引用:編集者注)
上記のとおり「ANZIO」の完成度が高すぎるせいか、他にイタリアンキャンペーンのゲームというのは、ほとんどないようです…(^_^;
わずかにS&T誌の Italian Campaignシリーズがありますが、このシリーズ(と言うか、このデザイナーのゲーム)極端にルールが読みにくい(理解しにくい)ので…(__ゞ
あとはエウロパシリーズの「Second Front」が、「イタリアから(フランスを含めて)ドイツまで」カバーしているくらいでしょうか?
個別の作戦レベルだと、S&T誌134号の「Anzio Beachhead」やアヴァランシェプレス社の「Avalanche:Salerno」など、いくつかの作品がありますね…(^^;
あと戦術級のTCSシリーズの「A Rasing Storm」なども、イタリア戦線ものと言えるかもしれません。
ハナザー大将