1999年1月15日〜17日に静岡県小笠郡小笠町で行われた静岡合宿にて、1月17日にAdvanced Squad Leader(AH)をプレイしましたので報告します。
私が独軍で、ハナザー大将さんが赤軍でした。シナリオ名はよく分からないのですが、独軍がマップ1の小さい数字のヘクス列から、9個分隊・10-3,9-2,8-1指揮官と3突B型が攻勢をかけるシナリオでした。布教に良いシナリオだと思うので、シナリオ名と掲載されたモジュール(雑誌)を教えて下され。>ハナザー大将
最初の独軍の準備射撃は赤軍の1個分隊を除去し、かなりの部隊をbrokenにしてなかなかの調子でした。そこで、独軍はK5の建物の特火点を維持しつつ、M2とL6の建物の両側面から揺さぶりをかけますが、P7の建物にいた赤軍のハイスタックの火力が牽制となり、なかなか前面に出ることが出来ません。
それでも両翼を確保する頃には、赤軍主力はP3の建物に移動しており、火線を避けながら独軍はP7の建物まで占拠していました。しかし、この過程でO2にいた独軍1個分隊がバーサーク状態に陥り、赤軍に特攻して全滅しています(独軍もバーサークになるとは驚きました。)。
ここで、何気なく放った3突が、P4にいた赤軍コミッサールと3個分隊の木造建物に致命的命中を与え、いきなり建物が崩壊、赤軍は全滅の痛打を被ります。
しかし、このためP4は全遮蔽ヘクスとなり、射界が著しく制限されます。残りターン数の関係でもはや無用の長物となった3突がO4に前進して赤軍に近接突撃を強要して隠蔽を剥がすことを目論み(良い子の皆さんはマネをしないようにしましょう。(笑))、歩兵は重建造物あるいは裏手のQ5の木造建物に進出します。
もはや隠蔽が剥がれた赤軍ですが、残り1ターンのため、独軍はウラー突撃状態に移行、もう1両の3突が燃えた3突のいるO4に発煙弾を打ちつつ(乗員は大切にしましょう。(笑))、全独軍が突撃します。しかし、流石に赤軍の防御射撃は激しく、かなりの独軍が痛手を負いました。
勝負はQ3とP3での白兵戦に持ち込まれます。独軍プレイヤーターンでは、両方とも決着が付かず、赤軍プレイヤーターンに持ち込まれます。
P3での白兵戦は、両者3個分隊と10-3指揮官の死闘。両者の賽子を振る手に力が入ります。てー!コロコロ・・・と出た目は、両軍相打ちの目でした。そして誰もいなくなった(笑)。そうそう、Q3の白兵戦は引き分けとなり、独軍の敗北で終了となりました。
プレイした感じでは、ASLは思ったよりも簡単でしたね。細かいルールは多いのですが、割と納得できるルールが多いので、抵抗無く受け入れることが出来ました。ただ、細かいルールを体系的に取得するには、かなりの修練が必要なようですね。うーん、ASLマスターの道は険しい。TSSのメンバーの誰かが、ASLマスターになってくれないだろうか(笑)。
個人的には、3突B型は最も好きな戦車なので、今回これが大活躍したのには痺れました。燃えても遮蔽物になってくれて偉いですね(何かが違う。)。
YEN
YEN さん、こんにちは…(^o^)ノ
》布教に良いシナリオだと思うので、シナリオ名と掲載されたモジュール(雑誌)を教えて下され>ハナザー大将
Endohさんから既に解説がありました(感謝…m(__)m>Endohさん)が、シナリオ名は "T4:SHKLOV'S LABORS LOST"です。
このシナリオは1941年7月11日(<日付を暗記してしまいました(笑))モギレフ北方ドニエプル河畔のシュクロフにおける、大ドイツ歩兵連隊とスターリン士官学校の士官候補生という、エリート部隊同士の戦いです。
# この戦いについてはタクテクス誌No.32 の Fire in the East やパウル・カレルのバルバロッサ作戦、グデーリアンの電撃戦にも(簡単ではありますが)記述があります。
ASL CLASSIC にシナリオが掲載されているので、入手は容易だと思います>YEN さん
おっしゃるとおりこのシナリオは、布教するのに最適のシナリオの1つだと思います。
同じ ASL CLASSIC に所蔵されている"T1:GAVIN TAKE"も歩兵と支援火器だけで狙撃兵もなく布教向きな気もするのですが、マップ3を使うために丘による高度の起伏があるため、その辺で悩んでしまう人もいるかと思います…(^_^;
対してT4はマップ1なのですが高層建築物が多いため、高度をとっても大して視線が通らない事、攻撃側のドイツ軍は不必要な階段の昇降をする時間がない事、防御側のソ連軍は機関銃の火線を洛cm使いたい事などから地上レベルに部隊を配置する事が多く、高度であまり悩まなくてすむ利点があります。
# ちなみにTはTournametの略で、短時間でプレイできる興味深いシチュエーションのシナリオが多いのが特徴です。VVはフランスのウォーゲーム雑誌"Vae Victis"掲載のシナリオの略号です。
》 ここで何気なく放った3突が、P4にいた赤軍コミッサールと3個分隊の木造建物に致命的命中を与え、いきなり建物が崩壊、赤軍は全滅の痛打を被ります。
1M5/N5に3突の照準がたまってきたのを嫌ってM4にのがれたのですが、命中は通常だったのですが効果判定がピンゾロ、1KIAとなり、瓦礫化判定(建物に対する75mm砲以上の攻撃で KIAが出た場合dr(<サイコロを1個振る事)をし、その KIAの値以下だった場合瓦礫化する)がまた1! 見事瓦礫となり、エリート3個分隊と政治委員指揮官30数名は生き埋めとなってしまいました…(;_;)
# 瓦礫化さえしなければ、1KIAで指揮官が戦死したとしても政治将校だから指揮官損失士気チェックがそんなに厳しくないので、2個分隊程度は生き残ると思ったのに…\(T^T)/
》 もはや隠蔽が剥がれた赤軍ですが残り1ターンのため、独軍はウラー突撃状態に移行
ドイツ軍の場合、「フラー」突撃ではないでしょうか?(笑)
》もう1両の3突が燃えた3突のいるO4に発煙弾を打ちつつ
ちなみに煙幕弾については、先日自作シナリオでAFV初心者のたらいさん(<この時私は、たらいさんに"SHKLOV'S LABORS LOST"でAFVを教えていると勘違いしていた(笑)…(。_゜☆\(~ ))に上手く使われ、自作シナリオなのに良いようにあしらわれてしまいました(笑)。
》 個人的には3突B型は最も好きな戦車なので、今回これが大活躍したのには痺れました。
私が最も好きな装甲車両は3突G型ですが、確かにこの系列は使い勝手がよいですよね…(^_^;
ハナザー大将
ハナザー大将さん、こんにちは。静岡合宿ではお世話になりました。
>># ちなみにTはTournametの略で、短時間でプレイできる興味深いシチュエーションのシナリオが多いのが特徴です。VVはフランスのウォーゲーム雑誌"Vae Victis"掲載のシナリオの略号です。
なるほど、よく分かりました。
>># 瓦礫化さえしなければ、1KIAで指揮官が戦死したとしても政治将校だから指揮官損失士気チェックがそんなに厳しくないので、2個分隊程度は生き残ると思ったのに…\(T^T)/
独軍の攻勢はずいぶんゆっくりとしたものだったので、これがなければ良い勝負には成らなかったのでしょうね。
>> ドイツ軍の場合、「フラー」突撃ではないでしょうか?(笑)
分かりました。励行させていただきます(嘘)。
>> 私が最も好きな装甲車両は3突G型ですが、確かにこの系列は使い勝手がよいですよね…(^_^;
3突G型ベースの105ミリ砲装備の奴はずんぐりしているので結構好きです。75ミリ砲装備の奴は、スマートすぎて、私には似合わない(笑)。
YEN