1996年9月21日(土)の近江合宿で,HANNIBALをプレイしましたので報告します。IMUさんでした。
私がローマ,IMUさんがカルタゴでした。
まず第1ターン,ローマがBALTICAを占領して小さな勝利に浮かれている間に,ハンニバルはアルプスを越えます。ガイドの援助のお陰で1兵力の損耗ですみました。しかも,イタリアにはいるといきなり投石機を手にします。おい,ちょっと待て。(^_^;)これに対しローマはARIMINUMで進行路を閉鎖します。
第2ターンはMAGOがタラントに侵攻するも,ローマの別働隊により撃破されます。どうやらイベントカードを持っていたようでした。
第3ターン,にらみ合いが続いたハンニバルがエトルリアへ進入を開始します。ここで瞬く間に人心掌握に成功。同盟国修正はローマと並びます。この結果,ARIMINUMの兵力は遊兵と化しました。
そして第4ターン,MAGOがイタリア南部に上陸します。この時点での情勢はローマにワルローとネロが20兵力以上を有し,ARIMINIMでは14戦力をマルケルルスが有していました。ここでローマはMAGOを撃つ決断をします。間隙を撃ってハンニバルがローマ侵攻をし,ネロを撃破するでしょうが,ネロ戦でそこそこの損耗を受ければ,マルケルルスには苦戦するでしょうし,場合によってはワルローの投入も可能だからです
まず,ワルローがMAGOを撃破しますが,全滅には至りません。思えばこれが良くない兆候でした。
そして,ハンニバルがローマに侵攻してきます。ここでローマ内部にスパイがおり,とっておきの”象の暴走カード”が奪い取られます。(T_T)
ハンニバルは安心して象部隊を先頭に包囲行動に移ります。この行動に対し,ローマはMARHARBAL騎兵を繰り出し11ラウンドの長きに渡り対抗しますが,遂にはこれに敗退,ネロ軍は地上から抹殺されます。(;O;)
そしてこの間の損害は僅かに1。また,攻城戦では2という大損害を与えます。まさにミラクルハンニバルでした。(^_^;)3将軍のメージャーキャンペーンでしたので,残りの兵力をGISGOが連れてきて,さらにMAGOがカプアまで進撃してきます。
現下の情勢ではハンニバルが主力を持ってローマを占拠しています。ローマは当然救出する必要がありますが,ハンニバルがインターセプトをかけてきた場合,ローマの移動は終了してしまうので,GISGOかMAGOが残余の兵力を持ってローマを攻めることも可能です。極めて憂慮すべき状況です。
しかし,やらないわけには行きません。ここでローマはハンニバルの退路を断つべく,TARQUINI方面からローマを救出することにします。まず,ローマはARIMINUMからFALERIIへ移動し,GISGOをオーバーランします。これに対してはハンニバルはインターセプトしませんでした。このままローマ市に来れば,大兵力を持って退路を確保しつつ戦うことが出来るからです。そこでローマはローマ市へは直接入らずTARQUINIに移動,ここでインターセプトが起こります。同兵力同士の戦いでしたが,マルケルルスはタコ殴りされるだけで終わってしまいます。
そしてハンニバルは遂にローマの門を開けることに成功したのです。
さて,今回のIMUさんのプレイでしたが,勢力圏拡大の機動に見るべきものがありました。移動の際1兵力をばらまき,しかもそれを攻撃しに来たローマ軍にはインターセプトを賭けられる位置で移動を終了させます。こうすると,複数の勢力圏を一気に拡大することが出来,しかもインターセプトは元からいた兵力と合同しますので,10以上の戦力を持つことが出来るのです。
Iさんに限らず,関西のゲーマーは非常にプレイがうまく,大変勉強させられました(いじめられるともいう。(^_^;))。
YEN