1996年10月5日、HANNIBALを以前引き込んだ初心者のRINとプレイしましたので,この報告をしたいと思います。
私がカルタゴ,RINがハンニバルでした。
第1ターンは無難な立ち上がりで,ハンニバルはアルプス越え機を窺います。第2ターンも動きが少なく,ハンニバルがSAMNIUMに進出してこの支配を得るにとどまりました。
しかし第3ターンにTARENTUMに上陸した援軍は,カードによりこれの奪取に成功します。この軍はその後撃破されますが,それによりイタリア北部の兵力が一時的に減少しました。そこでハンニバルはエトルリアに駐屯しているローマに攻勢を賭けて,これを奪取します。
第4ターンはローマはTARENTUMの再奪取に動き出し,かなり手こずりますが奪取に成功します。また,北部にも有力な兵力がいたので,両軍にらみ合いが続きます。
第5ターンローマが動きを見せSAMNIUMの連絡線をカットに出ます。これに対して,ハンニバルが攻城兵器を持っていたので,果敢にローマに挑みます。ローマにいたコンスルはあっと言う間に撃破され,ローマの城壁に1のダメージを与えました。ローマ軍の危機です。しかし,マルケルルスがハンニバルに挑戦し,非情に不利な情勢ながらもこれを大いに撃破し,ハンニバルはガリア・キサルピナまで撤退していきます。しかし,その後ローマは個々で軍を分割して支配領域の拡大を目指しました。これに対してハンニバルは相手が不運にもリアクション出来ないことをいいことに,オーバーランをかけまくり,再びエトルリアに進出します。
第6ターンに大スキピオが登場した時点で,ローマはFGAESULAEに大スキピオとマルケルルスが11兵ほど連れて駐屯し,残りがローマにいるという配置でした。これに対してはハンニバルは7兵ほどでFAELERIIにおり,不利は隠せない情勢です。そこで,MAGOがヒスパニアの援軍を連れて,COSAに上陸します。大スキピオが追撃してくるでしょうが,1兵でもハンニバルに渡そうとして上陸しました。そして大スキピオが追撃してきますが,何とこれに勝ってしまいます。そこでメジャーキャンペーンだったのでハンニバルとスタック。非常に有力な勢力となりました。
第7ターンハンニバルは大スキピオとの直接対決はリスクが大きいので回避し,イタリア南部に同盟国を求めるべく南下していきます。そしてこのターンにカプアにいた軍が反乱により全滅してしまう事態が発生。さすがの無尽蔵の兵力を有するローマにも,兵力の減少が目立つようになりました。
第8ターン,ハンニバルはローマ前面の戦いに置いて,ファビウス率いるローマ軍を全滅に追い込み,ハンニバルが北部ににらみを利かせると同時に南部への道を押さえている間に,南部の同盟軍を他の将軍が拡大し,また,MAGOが今度は本国の象部隊を含む援軍を連れて海路はるばる駆けつけました。
そして第9ターン、ローマもはやコルスンに兵力を与えて別地域に派遣することもできなくなっており,やむを得ずローマに立て篭もりました。既にハンニバルの同盟軍は5となっています。そこでハンニバルはローマ進軍を開始,兵力的には向こうの方が上でしたが,いかんせんハンニバルとA.PAULUSではややぶが悪く,カルタゴが大勝利を収めました。この時点で平和を求める声が増大し,遂にゲームエンドとなりました。
どうもうまく書けないのですが,実際の戦況では(第9ターンはともかく),各ターン目まぐるしく戦況が変わり,内心戦々恐々としつつ戦っていました。きっとRINも同じだったのでしょう。
結果的には政治的大勝利といえるかも知れませんが,結構頻差の戦いであったのかも知れません。
この間の近江合宿でハンニバル相手に負けましたが,私がハンニバルをプレイするゲームでは今回が初めての勝利です。ハンニバルの勝ちパターンとして,政治的勝利を目指すと言うのもありかもしれません。今回の場合は結果的にそうなったのですが。
YEN