1月25日のTSS例会にてStalingrad(AH)をプレイしたので報告します。私が独軍,TraJan氏が赤軍でした。私は初めてのプレイです。
セットアップ時の情勢
第1ターン,独軍はフィンランドに8戦力を送り,フィンランド以外の各線戦で攻勢に出ます。しかしながら,思いの外賽の目が悪く,EXを連発して大損害を被ります。赤軍はフィンランド以外の各線戦で地形を利用しつつ堅守し,フィンランド方面では全線力の半分近くを投入して大攻勢をかけます。
第2ターン,独軍はフィンランド方面では遅滞戦術を採りつつ,各線戦で攻勢を取り,ミンスクに隣接できたので,事実上これを奪取します。赤軍はフィンランド軍をヘルシンキに押し込め,その他の戦線では地形利用の防御を継続します。
第3ターン,独軍は攻勢を継続しています。赤軍はヘルシンキにとりつき,マストアタックにより,次のターンの独軍の攻撃で自滅する事が明らかとなります。その他の戦線では守勢です。
第4ターン,独軍はキエフを占領し,プリャピチ沼沢地の北方でも突破に成功,一気に戦線が広がります。これにより,赤軍は戦線を張る事を断念し,拠点防御に切り替えます。フィンランドを陥落させた部隊が南下を始めますが,1ターン遅かったようです。
第4ターン終了時の情勢
時間の関係でここでゲームを終了しました。この時点で,史実の10月に当たり,次のターンからは天候判定があります。戦況はどちらが有利とも言えない状態だったようです。
AHクラシックスの特徴として,極めて簡単なルールで,ルールを覚える負担が少ないことと,ゲームとして完成されていることが言えると思います。このゲームもそれは言えると思います。
欠点としては,ルールが緩すぎて,展開が歪むことがあるとも言われています。今回の展開では,マクロレベルではそう極端ではありませんでしたが,個々の部隊の機動では,かなり怪しいものがあります。
とは言え,完全なフリーセットアップも手伝って,プレイヤーの戦略眼を試すには最適なゲームと言え無くもありません。何れにせよゲームとしてはなかなか面白いので,暇つぶしには悪くないゲームではないでしょうか。
YEN