12月13日のTSS例会にて東部戦線1941(AT)をプレイしたので報告します。私が独軍,TraJan氏が赤軍でした。

 独軍の補給ルールを見落としていたので,第3ターンには独軍がモスクワの第2防衛戦に迫るというカオスな展開でしたが,ゲーム自体は大変楽しめました(私が独軍をプレイしたからではないよ(^_^;))。

セットアップ時の状態

セットアップ時の状態

 このゲームはダブルインパルスで,戦闘システムは半マストアタック(攻撃する場合は隣接する敵前部隊を攻撃する。)というものです。機械化部隊の全力移動,徒歩部隊の強行軍移動,赤軍の補給切れ時の消耗判定,敵ZOCへの退却,赤軍の退却等の際にモラルチェックをするのが特徴的ですが,基本的には標準的なルールです。

 ゲームの開始時は10月からであり,モスクワ攻防戦を扱ったゲームとしてはかなり初期から始まり,ゲームが扱う範囲も広いと言えます(Moscow 1941(TSR)とほぼ同じか。)。
 そのため取りうる作戦的選択肢が広く,かつ展開もダイナミックで非常に楽しめます。開始時に戦線に存在する赤軍の大半は,おそらく撃滅されることになるようですが,それでも雲霞のように登場する赤軍と,悪化する天候により,いつかは独軍がくい止めれられる・・・,という展開になることが多いそうです。

 このゲームの対抗馬としてはMoscow 1941が挙げられると思われるのですが,このゲームは雰囲気も悪くありませんし,プレイアビリティーが高いので,古いながら(Moscow 1941も古いですが。),十分な存在意義を有しているように思われます。

 今となっては入手難なゲームだと思われますが,結構持っている人も多いと思われますので,持っている人に頼んでプレイしてみても良いのではないでしょうか。

YEN      

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