笹山です。11/5のTSS例会にてOperation Cannibalをプレイしましたので報告します。

Operation Cannibal(AP)は1942年12月〜1943年5月の英軍のビルマ・アラカン地方への攻勢を題材とした中隊〜大隊規模の作戦級ゲームで、ルールはMacArtur's Returnや BLOOD ON THE SNOWと同様のシステムを用いています。両軍の作戦チットは
日本軍…FULLx2、CHOICEx1、ATTACKx1、HALFx2  インパルス数−1枚(最低3枚)
英軍…FULLx1、CHOICEx1、ATTACKx1、HALFx2   インパルス数−2枚(最低2枚)
となっており、日本軍の方が柔軟な作戦行動をとり易くなっています。

K藤1号さんが日本軍、自分が英軍を担当し2回のプレイを行いました。

1回目は練習と言う事で最初のシナリオ(僅か2ターン!)をプレイしました。
初期配置時点で既に両軍が接触した状態でスタートし、英軍は攻撃では何の戦果も挙げられなかったものの日本軍の自滅に助けられ、4個中隊を撃破します。しかし、勝利条件ヘクスに進入する事は出来ず、引き分けとなりました。

2回目は、1942年12月の英軍の侵高ゥら始まるシナリオをプレイしました。
初期配置で勝利条件ヘクス付近に部隊を4個中隊しか持たない日本軍は、2個中隊ずつに分かれて勝利条件ヘクス全面に展開し、増援を待ち受けます。
前線に兵力を送りたくてもアキャブ守備隊の移動制限により、思うように部隊を派遣できない日本軍と、勝利条件ヘクスへの距離と移動力不足に悩まされる英軍のどちらが先に前線にたどり着けるかの競争となりましたが、1インパルス差で日本軍の増援が間に合い、平地にヘクスに展開した部隊が計3個中隊に増強されます。
次インパルスでようやくたどりついた英軍は3個大隊をもって、先の3個中隊に2:1攻撃をしかけます。しかし結果は「1/0」で日本軍に損害を与える事も退却させる事もできずに1個中隊を失います。
引き続き引かれたチットは英軍の「CHOICE」でした。後続部隊を移動させるか、日本軍が増強される前に叩くかの決断をせまられた英軍は、後者を選択し、1.5:1攻撃を仕掛けます。しかし、結果は無情にも「2/0」。何の戦果も得られぬまま、先の損害と合わせて1個大隊を失い、英軍の初期攻勢は頓挫します。その後、両軍共に戦力の集中に努める中、時間切れ終了となりました。

あまり時間の無い中でのプレイでしたが、ルールも簡単、ユニットも少ない為、展開が早くなかなか面白かったです。このシリーズは、MacArtur's Return以外はマイナーです が、BLOOD ON THE SNOWも含め機会があればプレイしても損は無いゲームだと思います。

 

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