1998年4月12日のTSS例会にてla
Revolution Francaise(Azure Wish Edition)をプレイしたので報告します。
私が王党派、ハナザー大将さんがサンキュロット派、Ozさんがフイヤン派、ひゅーらーさんがモンターニュ派、KIさんがジロント派、Mkさんが水平派でした。
ゲーム開始時の情勢
第1ターン
リールで暴動が起こり、モンターニュ派が衰退します。これに怒ったのかモンターニュ派は水平派を批判、水平派の名声がさがります。マリー・アントワネットが海外勢力に助けを求め、対外緊張が増大します。
各派閥はこのターンの公約を表明します。
政府 ブルージュ反乱鎮圧
フイヤン派 Freedom of Cult法制定
ジロント派 諸法案制定
水平派 諸法案制定(マイクロソフト分割法案だそうな。(^_^;))
王党派 Cholet支配
モンターニュ派 Lille支配
サンキュロット派 Lyon支配
各派閥はパリでの演説及び全国遊説を開始します。
政府は王党派のChouanとサンキュロット派のChaumetteを逮捕します。
王党派はフイヤン派のd'Andreを説得しようとして大失敗(ピンゾロを出した。)。買収疑惑により名声が下がります。大失敗に終わりましたが、どうやらこれで王党派はフイヤン派の恨みを買ったようです。
各派閥は各県の支配を試みますが、モンターニュ派はLilleの支配に失敗します。また、フイヤン派の陰謀でCholetで反乱発生し、王党派の支配が崩れます。
各派閥の議会に対する工作が行われた後、法案の審理に入ります。
フイヤン派提出Freedom of Cult法案否決
ジロント派提出諸法案可決
水平派提出マイクロソフト分割法案可決(圧倒的多数(笑))
フイヤン派内閣不信任案可決
逮捕された王党派のChouanとサンキュロット派のChaumetteが釈放されます。この課程で冷え込んでいた、王党派とフイヤン派は和解に達します。
内閣不信任に伴い、ジロント派を政権担当とする水平派、サンキュロット派の連立政権が成立します。
フイヤン派と王党派、そしてサンキュロット派は、公約が達成できませんでしたので、名声が下がってしまいました。
第2ターン
Rouenで暴動が起きます。ルイ16世も手紙を書き対外緊張度が上がります。各派閥の積極的な活動により、経済はインフレ気味となっています。
このターンの各派閥の公約です。
政府 Collotd'Herbois逮捕
フイヤン派 Freedom of Cult法制定
ジロント派 Amiens支配
水平派 Maximum of Good and Wages法
王党派 Angers支配
モンターニュ派 Lille支配
サンキュロット派 Lyon支配
モンターニュ派はパリを支配しているジロント派を脅し、200円をせしめます。
また、水平派のCarnotの自派への転向を狙い、Maratを派遣します。が、インフレの影響で実行できません。
Collotd'Herboisが逮捕されます。各派閥の活動はインフレの影響であまりありませんでした。
各派閥の議会に対する工作が行われた後、法案の審理に入ります。
フイヤン派提出Freedom of Cult法可決
ジロント派提出諸法案可決 水平派提出Maximum
of Good and Wages法案可決
その後、逮捕されたCollotd'Herboisは釈放されました。
サンキュロット派は、このターンも公約が達成できませんでしたので、名声が下がってしまいます。
左は第1ターン、右は第3ターンに逮捕された人たち
第3ターン
Cahorsで反乱発生。ロベスピエールの演説により、ジロント派の名声が下がります。
このターンの各派閥の公約です。
政府 Chouan逮捕
フイヤン派 諸法案(国会議員有給休暇付加法案)制定
ジロント派 Caen支配
水平派 Angouleme支配
王党派 Cholet支配
モンターニュ派 Lille支配
サンキュロット派 パリ・コミューン
サンキュロット派はパリ・コミューンをねらってパリに集結します。王党派1人、サンキュロット派4人の逮捕者がでます。このためか、それとも名声が無いためか(笑)パリ・コミューンは失敗します。
各派閥の議会に対する工作は低調で、殆ど失敗しました。
フイヤン派提出諸法案(国会議員有給休暇付加法案)可決
ジロント派提出諸法案(女性の権利法案)可決
水平派提出Maximum of Good and Wages法案可決
ジロント派内閣不信任案可決、フイヤン派内閣が成立します。
3ターンの途中ですが、時間が来たのでここまでとなりました。
ゲーム終了時の情勢
以前このゲームの風評を聞いたときは、結構抽象性の高いゲームだと聞いていたのですが、思っていたよりは現実性が高いゲームですね。フンタやクレムリンよりは抽象度が低いと言えます。
それだけに、フランス革命について知識がある方がより楽しめるという傾向はありそうです。
また、細かいルールが多いというか、選択可能な行動が結構あるので(とはいえ、現実的に選択すべき行動は限られている。)、やや煩雑な印象も受けました。もっとも、この点はある程度のヒストリカルな興味を満たすために敢えて導入したものだと思われます。
特にシステム的には見るべき点はあまりないように思われますが、各派閥の性格付けがかなり極端になっているのは興味深く思われました。
フランス革命を扱ったゲームは余り多くないと思いますので、興味をお持ちの方にはお勧めできるかと思います。
また、今回のプレイのように勝手に法案名を付けたりして「ノリ」でプレイできると、ゲームとしても楽しくプレイできるのではないでしょうか。
YEN