1999年1月15日〜17日に静岡県小笠郡小笠町で行われた静岡合宿にて、1月15日にガチャポンデュエルSDガンダム(バンダイ)をプレイしました。
私がジオン軍で、シャア専用ザク(シャア)・グフ(ランバ・ラル)・ズゴック(一般兵C)・ゴック(アカハナ)を使用しました。IMUさんは連邦軍で、ガンダム(アムロ)・ガンキャノン(カイ)・ガンタンク(リュウ)・ジム(一般兵C)を使用しました。
一応シークエンスを紹介しますと、手番プレイヤー1ユニットのみ移動→手番プレイヤー全ユニット及び射撃を受けた非手番プレイヤーユニットの射撃(基本的には射撃結果同時適用)を繰り返して行きます。
移動はプレイヤーターンに1ユニットの移動のみが認められます。移動システムは、ユニットごとに設定された方向に、方向ごとに設定された移動力の上限以内で移動できます。このルールはやや理不尽な点があり、例えばズゴックは前に2移動力、前と右前を除く全方向に1移動力がありますが、何故か右前には移動できません。そのため右前に移動したい場合は、まず右後ろへ下がって、次ターンに前進せねば成りません(あるいは前進してから右後ろに下がる。)。以上のルールから、移動はかなりパズル的な要素があります。
戦闘システムは、賽子のようなもの(6角形の鉛筆によく似た「ヘキサ」と称されるもの)を転がし、出た面に書いて有る結果を適用します。感覚的にはユニットごとのファイアーパワーといった感じです。
特筆すべきは、シャアやアムロの様なエースパイロットは、まず確実に単独で攻撃を実施するのに対して、一般兵は戦闘結果によっては、味方を割り込みで移動させることがあります(援軍を要請するのでしょう。)。これはエースパイロット以外にも存在意義を与えると同時に、一種のリアクションに近い効果を与えています。
ランバ・ラル、ガンダムへ特攻!
ゲーム開始と同時に、連邦軍はガンダム・ガンキャノン・ガンタンクがジオン軍右翼に進出すると当時に、ジオン軍ではシャアザク以外は通れない宇宙空間を使ってジムが左翼から進出します。ここでシャアザク等が右翼に進出しますが、ガンキャノンの長距離攻撃を嫌って拠点へ退却を始めます。
余勢を駆ってガンダムがジオン軍拠点へ近接しますが、ランバ・ラルがガンダムに特攻をかけて、見事相打ちとなりました。すかさずシャアザクはジムを撃破、ジオン全軍は連邦軍拠点へと進撃を開始します。
この間、ガンキャノン・ガンタンクはジオン軍右翼から進出を図っていたのですが、移動の方向ルールの為に、絶対に移動できない地形が有ることが発覚し、敢えなく撤退に追い込まれていました(笑)。
連邦軍本拠地近くの戦いでは、何故かシャアザクは青いユニットへの射撃は不得意で、かなりの苦戦を強いられますが、それでもリュウの特攻を退けつつ、連邦軍を撃退することに成功したのでした。
このゲームは2つのスタートセットを入手すると取りあえずゲームを始めることが出来ます。
ただし、スタートセットには青色のユニットしか含まれておらず、その他の赤・緑ユニットを入手するには、ガチャポンで入手する必要があります(同じユニットでも色によって多少個性があります。)。
また、追加ユニットは、やはりガチャポンで入手する必要があります。
ここら辺はトレカの影響があるかもしれませんね。ビグザムが出るそうですが、レアユニットになりそうで、凄く怖いです(笑)。
このゲームは、ルールが簡単な割には、頭脳ゲームの要素も無くはなく、何よりも思い入れのあるアニメが題材という事で、今回の合宿では非常に好評だったゲームです。人によっては、ツクダのガンダムゲームより面白いという評価を与えた人もいたくらいです。
私も、移動ルールにやや理不尽な点があることと、余り思考してしまうとスティルメイト状態になりそうなことと、ガチャポンで散財しそうな気がすることを除けば、なかなか気に入りました。
YEN