先の「Risorgimento 1859」と同じ頃フランスはヨーロッパ大陸以外では植民地獲得競争にいそしんでいたわけですが、それを扱った「Campaigns of the French Foreign Legion」がS&T誌の記念号たる200号の付録ゲームとなりましたので、報告します…m(__)m

# しかし100号の付録ゲームが「Super Powers at War」という、「NATO対ワルシャワ条約機構軍の、古典的ヨーロッパ近未来戦」だったのに対して、#200号の付録ゲームは「19世紀植民地征服戦争ゲーム」だというのが、現在のアメリカボードウォーゲーム界のテーマ的トレンドを象徴しているように思えます…(^^;

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 シナリオは1830年のアルジェリア征服、1840〜1844年のアルジェリア反乱鎮圧、1892年西アフリカのベニン(旧名ダホメー)征服、1884〜1885年の北ベトナム征服となっております。

 システム的にはS&T誌発行元の Decision Games 社の英国の植民地獲得活動を扱った「Sun Never Sets」と、同じものです。

 シークエンスは

 ・イベントセグメント
 ・増援/補充セグメント
 ・移動セグメント
 ・戦闘セグメント
 ・補給セグメント
 ・回復セグメント

と言った、オーソドックスで簡単なものです。

 しかしいつかの点で、当時の軍隊の様子をよく表しています。

 まず移動においては指揮官がいない場合、1/3で移動そのものが不可能です。そして補給セグメントでは都市にいるか補給物資を消費しないと、かなりの部隊が混乱してしまいます。そのため砂漠の真ん中で立ち往生してしまうと、それだけで軍隊が壊滅してしまったりします…(。_゜☆\(~)

 また戦闘は

 ・砲撃戦ラウンド
 ・ライフル戦ラウンド
 ・白兵戦ラウンド

から構成されており戦闘開始時に「先行権」を決め、先行側から各ラウンドを解決していきます(戦闘は、ファイヤー(?)パワー式)。

 しかし「各ラウンドの順序」は上記のとおりですので、例えばフランスのライフル装備部隊は、必ず剣装備の現地軍部隊より先に攻撃できるわけです。このへんは「ヨーロッパ式軍隊と現地軍の違い」を、よく表していると思います。

 痺れるランダムイベント満載の例のミランダテイストなので万人にお薦めはできませんが、過去のS&T誌200号分の記事インデックスなども載ってますので、このテーマに関心のある方は買ってみてもよろしいんではないでしょうか。

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 ところで「French Foreign Legion」と「Sun Never Sets」を見くらべて、英国の植民地政策の方が一枚上手だと思いました…(。_゜☆\(~)

 と言うのは、フランス軍はたしかに質的には高い熟練兵(Vetran)や戦列兵(Line)をそろえて精強ですが、その分それこそ傭兵である外人部隊を除けば、本国部隊の比率が非常に高い(特にこのゲームの扱っている征服期の活動では、植民地招集軍はほとんど出てきません)です。

 これに対して英軍は、練度は多少低くても植民地を征服するのに他の植民地の兵を使うという、たいそう「効率的(別名、非道とも言うかもしれない(爆)…(。_゜☆\(~ ))」な運用をしています。

ハナザー大将   

 

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