1998年8月8日のTSS例会にて、Imperator(DG)をプレイしましたので報告します。
私がノルマン、TraJan氏がサラディン、KII氏がビサンチウム、Iさんが神聖ローマ帝国でした。シナリオはThe Crusaders、第3次十字軍のシナリオです。
ノルマンのギリシャ侵攻
序盤、サラディンはAnatolyaと交戦状態に陥り、Syriaで衝突しますが、戦いの決着はつきません。また、神聖ローマ帝国もNorthernIberiaと交戦しますが、とりあえず進入は阻止します。ここで神聖ローマ帝国プレイヤーは所用で席を外されたので、中立帝国となりました。
兵力を増強したサラディンを目のあたりにして、ノルマンはGreeceに侵攻し、ビサンチン軍を撃破します。ビサンチンには不幸が続き、ブルガリアからの襲撃者がコンスタンチノープルを襲いますが、襲撃者は撃退されます。
サラディンはArmeniaに侵攻し、これを陥落させます。順調に国力を伸ばし、兵力を増強しているサラディンを警戒し、ノルマンとビサンチンは交戦を止め、同盟を結びます。ビサンチンはEastern Europeを占領し、国力を伸ばします。
戦乱の嵐が吹き荒れ、Arabiaがサラディンに、Scotlandがノルマンに、Anatolyaがビサンチンにそれぞれ戦争を仕掛けます。ArabiaはMesopotamiaに侵攻し、都市を破壊しますが、サラディンの反撃により撃退されます。また、ノルマンとビサンチンは侵攻を撃退します。ノルマンはさらにキプロスを占領しています。
ここらへんで都合によりゲームを終了しました。
ゲーム終了時の情勢
このゲームのかなり簡単なルールで、いろいろなシチュエーションでマルチプレイできるゲームなのですが、そのため現実性はある程度スポイルされています。にも関わらず、戦闘システムは結構煩雑な印象を受けました。
またシステムも雑な点があり、戦闘で攻撃側・防御側がいくつかある内の戦術を選ぶのですが、主力の兵科によって選ぶべき戦術は限られており、事実上選択肢がありません。また、「宮廷会議」のターンで「腐敗」が起こると全ての国庫を失うため、次ターンの「維持」で兵隊を全て失うこととなり、その次のターンで「収入」を得られるまで丸1ターン無防備状態になります。従って、「宮廷会議」では3つの選択肢があるものの、余程のことがない限り、事実上「腐敗」の可能性のない「統治」を選ばざるを得ません。
とはいえ、煩雑なものの基本的には簡単なルールのゲームですし、不満な点があれば改良してみるのも良いでしょう。Ancientsと組み合わせてプレイするというのも夢があって楽しそうです。
YEN