どうも風間です。(長文です)

 私の新作カードゲーム、「DAWN」(夜明け、曙の意)を紹介します。

 このゲームは以前に作成した「TITAN the Cardgame」に味をしめて、同じAH社の「Civilization(邦題「文明の曙」)」をカードゲーム化しようとしたものです。結局、完成したカードゲームは全然別のゲームになってしまいましたが、、、。

DAWN

 カードは大きく2種類あります。文明カードとトークンカードです。
 トークンカードは更に産物カードと人口カード、災難カードに分かれます。産物カードは2から9の価値を持ち、入札に使用します。人口カードは1から5の戦力を持ち、主に争いに用いられます。入札に使用することもできますがその場合の価値は1にしかなりません。

 まず、ゲーム開始時に各プレイヤーにトークンカードが6枚ずつ配られます。そして、次のターン以降、毎ターン1枚ずつトークンカードが補充されます。
 トークンカードが配られた後で文明カードが6枚山札から公開されます。プレイヤーは公開された文明カードから1枚を手持ちのトークンカードで入札します。
 入札したい文明カードと入札に使用するトークンカードをプロット(紙に書くわけではない。念のため)してから、それの公開前に災難カードの使用を行います。火山が噴火したり、内戦が起こったり、異民族が襲撃してきたりします。この災難はCivilizationからとっているので知っている方にはお馴染みのものです。ただし、効果は全然異なりますが。
 災難の解決後、入札結果を公開します。入札に成功していればその文明カードを獲ることができます。入札に失敗した場合には入札に使用されたトークンカードは手札に戻ります。成功した場合には捨て札となります。
 次に争いを解決します。文明カードの少ない順(野蛮度の高い順)に人口カードを他のプレイヤーを攻撃するために出します(1枚だけです)。それに対して攻撃されたプレイヤーは手持ちの人口カード(これも1枚だけ)で対抗できます。攻撃側プレイヤーが攻撃側の戦力から防御側の戦力を引いた数以下をダイス1個で出せば攻撃成功で防御側プレイヤーは文明カード1枚を捨て札にします。成功失敗に関わらず争いに使用された人口カードは捨て札となります。以上を攻撃側プレイヤーの望むだけ行います。
 争いが全て終了したら、最後に各プレイヤーは手札から不要なカードを捨てます。これで1ターンが終了します。

 ゲームの終了は最高額の文明カード3枚が全て、いずれかのプレイヤーの所有となったターン終了時点です。
 ゲーム終了時に得点を計算し、最高得点のプレイヤーが勝利者となり、他のプレイヤーを蛮族呼ばわりする権利を持ちます。得点は文明の各属性ごと(技術、科学、芸術、社会、宗教)に文明カード価値を合計し、属性ごとにトップのプレイヤーが3点、2位が1点を得、最下位は1点減点されます。そのため理論上の最高得点は15点、最低得点は−5点となります。
 得点の計算方法は少々面倒で、プレイ中誰が本当にリードしているのかはリードしている本人も含めてよく分かりません。この点はメリット・デメリットあり、どちらがよいのかは正直私には断言できないのですが、このゲームに関しては変更するつもりはありません。

 以上がDAWNの基本的なルールです。Civilizationをシェイプアップして削っていったら削りすぎて骨まで断ってしまったようで全然別のゲームになってしまったことがよくわかりますね。

 結局このゲームの面白さは入札の面白さと、文明カードによってプレイヤーの個性が徐々に形作られていく課程の面白さだと思っています。

 以上です。興味を持っていただければ幸いです。TSSの例会や合宿に参加されることがあればプレイしてみて下さい。

 それでは、また。

 

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