どうも風間です。

 またまた、新しいカードゲームを作ってしまいました(笑)。
 今度のゲームは「建艦競争」です。ドレッドノートから始まる弩級艦の建造競争をテーマにしています。プレイヤーは来るべき世界大戦に勝ち抜くべく、戦艦部隊を整備しなくてはなりません。
 プレイヤーは少ない予算で戦艦を建造し、これを維持していくのです。そのためのマネージメントが楽しいゲームになっています。
 勝利条件は世界大戦終了時に戦勝国で最も「発言力」の大きいプレイヤーの勝利です。このゲームの世界では砲艦外交が一般的ですので、「発言力」というのは要するに戦艦の数なのですが、最新鋭艦(1隻1票)と旧式艦(1隻0.5票)では価値が違いますので(笑)。
 カード総数は108枚で、半分の54枚が戦艦カードです。こう書くとまるでNAVAL WARみたいですが、あれと違ってこのゲームは戦艦カードもそれ以外のカードも全て裏は同じで、一緒に混ぜて使います。戦艦は、ドレッドノートからネルソンまで、ワシントン軍縮条約までの戦艦を網羅しています。ですから最大の戦艦はフッドだったりします(笑)。

建鑑競争

建鑑競争

 ゲームはターンを繰り返してプレイされます。簡単に手順を紹介しますと、まず、全員が手札を制限枚数まで補充します。次に、既に建造した戦艦の維持費として、戦艦カード1枚につき手札を1枚捨て札にします。このゲームはカードはどのカードであれ、お金としても扱います。そして、イベントカードなど、このターンに使用したいカードを全員が一斉にプロットします。プロットしたカードの多い人から順にカードプレイを行い、全員がプレイしたら、戦艦を建造します。

 ゲームには、国際緊張レベルと言うものが設定されており、ゲーム中の要因によりこれが高まっていきます。そして10に達すると世界大戦が勃発します。世界大戦が勃発したらプレイヤーは2つの陣営に分かれ、艦隊決戦を行います。この決戦に勝利した陣営が戦勝プレイヤーとなります。

 艦隊戦闘は、最終決戦の他に紛争カードを使用することにより発生します。これをすると国際緊張レベルが上がり戦争に一歩近づいたりします(笑)。戦闘方法は各戦艦毎に組み合わせを決め、サイコロをごろごろといっぱい振って撃ち合います。速力に優越していると相手の頭を押さえたり後方に回り込んだりして砲撃力を半減させたりできますし、装甲の薄い戦艦に大口径砲を撃ち込んだりすると、唯の一ュの命中弾で轟沈したりすることもあります。
 戦闘に勝利すると、艦隊の練度が上がりますので、小競り合いに勝つことは結構重要だったりします。

 以上のように、結構盛りだくさんな内容ですので、プレイタイムもかなりかかります。大体2時間半というところでしょうか。時間が余ったからと気軽にできるゲームではありませんね。まぁ、いつものことですが(笑)。

以上です。

 

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