どうも風間です。

 また、また、また、新しいカードゲームを作ってしまいました(笑)。

 前作の「建艦競争」が戦艦を作るゲームでしたが、今回の「競争試作」は戦闘機を作るゲームです(笑)。「建艦競争」の方はマイナー戦艦のオンパレードでしたが、「競争試作」の方は第2次大戦で活躍したメジャーな戦闘機になっています。
 各プレイヤーは航空機メーカーの戦闘機部門を率いて軍に正式採用される戦闘機を制作することを目指します。

競争試作

 このゲームの特徴は機体とエンジンが別々になっていてそれを組み合わせて戦闘機ができあがることです。ですから、グリフォンエンジンを搭載した飛燕とかBMW801を搭載したBf109とか一風変わった戦闘機が作れます。
#ジェットエンジン装備の零戦なんてゲテモノも(笑)
 この組み合わせの面白さがこのゲームの最大の売りですね。

 ゲームは全9ターンで各ターンのシークエンスは以下の通りです。
1.手札補充。各プレイヤー6枚に手札を補充します。
2.軍の要求仕様の公開。主力戦闘機とか、戦闘爆撃機とかありそれぞれ評価される性能が違います。
3.手札交換。プレイヤー間でのカード交換ができます。その後不要なカードを捨て、捨てた枚数だけ山札からカードを引きます。
4.手札から戦闘機を設計します。
5.正式採用機を決めます。
6.戦局レベルをチェックします。

 唐突に出てきた「戦局レベル」ですが、このゲームの世界は戦争中で戦局は制空権にかかっているのです。というわけで正式採用された戦闘機は「敵機」と空中戦を行い、勝てば戦局レベルが上がり、負ければ、下がるのです。
 この戦局レベルは最初5から始まって0になったら敗戦、10になれば勝利で何れにせよゲームは終了します。
 今日2回プレイしたのですが、軍の要求仕様に特化した戦闘機ばかり採用されて、特に最初のプレイでは敵機との空戦では連戦連敗であっという間に敗戦になってしまいました(笑)。2回目のプレイでは、一進一退(いや、負けが先行していたから 一退 一進だな(笑))で9ターン終了時に丁度5でした。

 勝利条件は正式採用されると得られる軍の要求仕様カードに勝利得点が書かれており、ゲーム終了時にその合計の多いプレイヤーの勝ちです。勝利得点は主力戦闘機は数字で記してあるのですが、迎撃機とかそれ以外の戦闘機の場合はゲーム終了時の戦局レベルによって得点が変わります。負け戦には長距離護衛機はいらないし、勝ち戦なら迎撃機の活躍の余地は少ないと言う理屈です。

 その他に特別追加カードというものがありまして、いろいろな装備を付けることができます。ターボとか50mm砲とかバブルキャノピーとかですね。
 今日のプレイでも誉エンジン搭載の鍾馗に二重反転プロペラと50mm砲を搭載したゲテモノ機が登場してました(これが結構強い(笑))。

 プレイヤーの評価は上々でしたが、いくつか指摘されたことがあります。
 一つはフランス機など性能の悪い機体はどうにも使いようが無いと言うこと。
 もう一つは大出力エンジンを装備したときのペナルティを航続距離の減少にしたため、航続距離の長い機体が改造に有利で、ワールウィンドが余りにも使える機体になっていると言うことでした。
 まぁ、確かに私自身もそう思い、いくつか対策案も考えてみたのですが、ルールが煩雑になるのと何より面倒なのでこのままですね(笑)。

以上です。

 

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