平成9年9月28日のTSS例会にて,TITANカードゲーム(同人)をプレイしたので,その報告をいたします。 このゲームは,NIFTY SERVE FGAME1 5番会議室で話題になっているTitan the Arenaとは別のゲームで,風間祐一さんが作った同人ゲームです。


 まずタイタンやオグル等の4名のモンスターを2つのグループに編成してゲームを開始します。

 まず,順番を決めるために3Dを行い,低い者順でそのターンの移動を行います。自分の手番に必ず1つのグループは移動を試みなければなりません。移動先は,場に出ている地形カード(5人プレイの場合開始時6枚)か,他人の占めている地形(この場合当然戦闘となります。)でなければなりません。

 戦闘解決は,スキルの高い者から先に攻撃先を選択します。飛行能力や,長距離攻撃能力がある者も居ます。戦闘解決方法は,ボードゲームのTITANによく似ているそうです。

 最後に,地形によりモンスターを召還できます。ただし,各人が持ち札として持っている手札の中からモンスターを召還せねばなりません。持ち札は6枚で,使用したり,持ち札を捨てたりすると毎ターン末に補充されます。


 それではプレイ報告です。プレイしたのは,私,風間祐一氏,KII氏,H氏,T氏の5名です。

 各プレイヤーとも最初は地道にモンスターの召還を始めますが,ここで躓いたのは私とH氏でした。特に私は,オグル等の低位のモンスターしか召還できませんでした。

 ここで風間祐一氏率いるTITANを含むグループが,私の地形目当てで私のTITANグループに突入。勝ち目が薄いと思われたので,TITANは配下のモンスターを見捨てて撤退しました。この時点で私のグループは1つとなってしまいます。

 勢いに乗る風間祐一氏は,良好な地形を奪取してレベルアップを図り,2つの地形を移動で占有して他人の妨害をしていたT氏に矛先を向けます。ところが,TITANを含まないグループだったせいか,T氏のTITAN1人を残してまさかの敗退を喫します。とはいえ,T氏はすかさずKII氏の攻撃を喰らい,ゲームから脱落します。

勢いに乗る風間祐一氏

勢いに乗る風間祐一氏(上の編成)

 このような闘争の拡大により,ハルマゲドンが起こり,もはや地形を他人から奪取せねばなりません。この過程において,殆どのプレイヤーのTITAN以外のグループは壊滅し,H氏に於いては,TITANまでも失ってしまいます。

 ここで,ゲームは強大な勢力を誇る風間祐一氏と,侮れないKII氏と,問題外の(^_^;)私の3人に勝負が絞られてきました。
 最後となったターン,KII氏は移動先を悩みます。私を攻めれば勝利は簡単でしょうが,仮にその戦闘で被害を被ると,風間祐一氏のTITANに勝利は望めません。「よし」と唸って移動した先は風間祐一氏の地形でした。ヒドラやドラゴン等のレベルの高い戦いが繰り広げられますが,両者消耗戦の様相を見せ,勝負はTITAN同士の決戦に持ち込まれます。賽の目のお陰で現在は優勢なKII氏でしたが,当初の劣勢さを補うため,TITANは最前線で奮闘しており,彼の体はかなり消耗しています。両者とも叩きつけるかのように賽子を振ります。「・・・コロコロ・・・やった!!あれ?」KII氏と風間祐一氏のTITANは,両者抱き合うように,2人して倒れて行くのでした・・・。

傷ついた両者

傷ついた両者・・・

 と言うわけで,ワーベアとかワイバーン位しか保有していなかった私が漁夫の利を得てしまいました。(^_^;)


 風間祐一氏の作る同人カードゲームは,結構面白い物が多いのですが,これは特に面白く感じました。個人で楽しむ分でしか遊べないとは思うのですが,例会とか合宿とかでもプレイできるでしょうし,さくら会あたりにはたまに風間祐一氏は遠征されるので,機会が有ればプレイされると良いでしょう。個人的には,一度比較のためTITANがプレイしてみたくなりました。

YEN      

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