2月22日(日)に吹田市民会館にて行われた,西日本ボードゲーム・コンベンションにてHunters form the Sky(Gamers)をプレイしましたので報告します
私が独軍で,英軍はTさんでした。シナリオは最初の降下から始まるもので,降下地点は歴史通りとしました。
第1ターンは航空攻撃のみで始まりますが,賽の目は絶不調を極め,何らの損害を与えることもなく独空軍は帰って行きます。彼らは何しに来たのでしょうか。(^_^;)
気を取り直して第2ターン,グライダーにて降下猟兵がクレタ島に登場しますが,連合軍の射撃を受けると,何故か5,6の目を連発して,ターン終了時にはほぼ全ての独軍が麻痺や制圧状態に陥っていました。
しかしながら,その賽の目は第3ターンに引き継がれ,航空攻撃では独軍は少なからず成果を上げることに成功します。また,大量の援軍も降下します。とはいっても,飛行場近くでは最初のグライダー部隊が援軍の到着を待ちつつ苦戦していました。また,パラシュートで敵戦線内部に降下した部隊は,部隊の集結を図る暇もなく,すかさず英軍の反撃を受け,大損害を被ります。
独軍に援軍到来
第4ターン,飛行場西の町の支配を巡り,独軍と英軍ととで激しい争奪戦が起こりますが,最終的に独軍が町から追い出されました。なお,マチルダ戦車が単独で勝利条件の山頂の横へのこのこやってきたのがお茶目です(笑)。
第5ターン,Tevronitis Riverbed西に降下した独軍主力が枯川の一本橋を渡るべく突進しますが,川岸にいた機関銃小隊(わずか2戦力)にビシバシ打たれます。したたかな損害を受けましてしまい,アルンヘム鉄道橋の捜索大隊を思い起こさせました。もっとも,飛行場西の町の支配は独軍に移りました。
機関銃の掃射
ここで時間によりゲームを終了しました。
このゲームはTCSの真骨頂と言えるであろうコマンドコントロールのルールが事実上無いのですが,その分プレイしやすく,TCSが初めての人にはプレイし易くなっているようです。
コマンドコントロールを抜いたTCSは,典型的な戦術級と言ってよく,具体的には歩兵戦闘がファイヤーパワーとなり,対戦車戦闘が1対1の戦力差で,臨機射撃が付いたパンツァーブリッツと言った印象を受けました。コマンドコントロールの負担の為戦闘システムが簡略化されている印象が有りますが,それでも,少なくとも私にはシミュレーション性を満たすに必要十分に感じました。
また,TCSはヒストリカルなバックボーンを有しているため,歴史的興味を満たすに十分です。個人的には架空の町をある町に見立ててプレイするよりも,史実通りのマップで,戦闘序列でプレイできる方が臨場感が高いように思います。
加えて,比較的多数の部隊で,結構広い舞台で戦いますから,両軍の作戦的選択肢も広がり,ゲームとしても楽しくなっています。ただ正面から殴り合うだけではありませんから,プレイヤーには戦術的手腕に加えて作戦的手腕が要求されるように感じました。
率直に言って,期待以上の出来映えでした。私自身はあまり戦術級ゲームをしないので余りあてにならないかも知れませんが,少なくとも私にとっては最も気に入った戦術級ゲームです。
今度はコマンドコントロールの付いたTCSシリーズもプレイしてみたいですね。
(^_^)
最後にインストしていただいたTさんにお礼申し上げます。m(__)m
YEN