2月15日のTSS例会にて,DAK the Desert(GJ#51)をプレイしたので報告します。私が枢軸軍,ハナザー大将が連合軍でした。

セットアップ時の情勢

セットアップ時の情勢

 第1ターン,独軍は英軍機甲師団を取り逃し,ハルファヤ峠まで逃げられてしまいます。
 第2ターン,独軍は第21装甲師団を新設し,前線へ投入を図ります。このターン中攻勢準備に費やしたお陰で,補給状態が改善されつつありました。
 第3ターン,第15装甲師団と第21装甲師団はハルファヤ峠を包囲して攻略に成功。ハルファヤ峠を守っていた部隊はエル・アラメイン方面に逃亡しますが,バルディア付近にいた部隊がトブルク近郊に進出して,ハルファヤ峠への補給路を切断。そこで,第21装甲師団が後方へ転回しつつトレント師団とともに包囲攻撃をかけ,何とか補給路を回復します。補給が尽きかけていた第15装甲師団へはアリエテ師団が補給物資を届けました。
 第4ターンから第5ターンにかけて,英軍はエル・アラメインに篭もり,独軍もトブルク近郊からハルファヤ峠付近に展開し,両軍とも戦力の充実と補給状況の改善に努めました。独軍は砲兵中心の第90軽師団が編成され,トブルク攻略の準備が整います。
 第6ターン,独軍はトブルク攻略作戦を発動,最初の一撃はイニシアチブを取られ甚大な損害を被りますが,英軍にも少なくない損害を与えます。その後行動ポイントの出目が悪かったため,無駄に補給を消費しますが,残り4インパルスとなった時点でやむなく3フォーメーションのみで再攻勢を開始。非常に危険でしたが,イニシアチブを取られるも,伊軍の損害のみで再び損害を与え,次インパルスで5フォーメーションの攻撃により,トブルクは陥落します。

 時間もなくなりましたので,ここでゲームを終了することにしました。

トブルク陥落

トブルク陥落

 トブルクが以外とあっけなく落ちましたが,篭もっているだけではいつかは落ちるので,おそらく英軍は最初の攻撃が終わった時点で反撃作戦をすべきだったのでしょう。損害はターン終了時まで回復しませんので独軍の戦力は弱ったままですし,防御の際にも補給ポイントを消費するので,反撃されると独軍はトブルク攻略へ回す補給自体に苦しんだはずです(実際,トブルク陥落時点で後1回しか攻撃できない状態でした)。また,ハルファヤ峠は,1部隊しか有しないアリエテ師団が守っていたので,攻略は簡単だったはずです。
 もっとも,最初からエル・アラメインに篭もるという作戦も十分成立するので,プレイを続ければ英軍にも十分勝率は有ったと思われます。

 まだやり込んだ訳ではないので,傑作かどうかは判断しかねますが,非常に雰囲気は出ているように感じました。
 アフリカキャンペーン物はそれほどプレイしたわけではありませんが,自分が最近プレイしたゲーム内では,個人的には,最も良い感触を受けています。
 システムはかなり違いますが,The Battle for North Africa(GMT)と同じく,移動と補充と補給がポイントで統合され,移動時にランダム性があるというシステムですから,個人的には雰囲気は出ているように感じました。
 何れにせよ,非常にプレイアブルなアフリカキャンペーンゲームですから,一度プレイしてみるのも良いでしょう。

YEN      

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