1998年8月1日にフィン−ナポレオンをプレイしましたので報告します。
 私がフランス、ふゅーらーさんがオーストリア、Tさんがロシア・イギリス、Tnさんがプロイセン・スペインでした。

オーストリアのフランス侵攻

オーストリアのフランス侵攻

 ナポレオン帝国の成立に対抗して反仏同盟が結ばれていますが、フランスはまずオーストリアに攻め込み、これを降ろします。さらにロシア攻めを検討しますが、フランスのプレイ順が早く、会戦をした後でロシアに兵力補充を許しそうだったので早期のロシア侵攻を躊躇します。ここで、スペインが対仏参戦するも兵力が少なかったので、フランスはこれを早期に潰すことを選びます。

 しかし、その間にロシアは動員/改革に成功し、オーストリアも急速に兵力を増強し、東部の情勢がきな臭くなってきました。
 果たしてオーストリア・ロシアと仏軍がオーストリア領内にて激突しますが、戦いは長期戦にもつれ込みます。しかし、次手番で私がルールを誤解していたせいですが、オーストリア軍の一部が急きょオーストリアを離れフランス本土へ強行軍で侵攻してゆき、フランス陥落の危機が訪れます。しかし、強行軍による損耗を忘れていたオーストリア軍はフランスを降伏させることが出来ず(笑)、直後に仏軍にオーストリア本土を蹂躙され、オーストリアは崩壊してしまいます。「カール」と「ルイス」をスタックさせて「カール・ルイス」と呼んで喜んでいたオーストリアには、当然の報いと言えましょうか。(^_^;)

 このようにオーストリアが善戦しているにも関わらず、プロイセンは国力充実に勤しみ、国力が最大になってもフランスが怖いと言って参戦しません(笑)。しかし、英国の陰謀により強制的に参戦させられ(爆)、不承不承対仏戦線の一翼を担うことになりました。
 しかし、対オーストリア戦に没頭していた仏軍は、プロイセンに対する備えが出来ておらず、プロイセン5部隊がフランス本土へ殺到して行きます。しかし、何と強行軍で3部隊を失い、フランスは崩壊しませんでした。ここで英国が2部隊を強行軍で海上移動を行い、勝負を付けようとします。しかし、これまた損耗で全部隊が失われ、フランスは崩壊しません。
 ここでフランスはプロイセンを崩壊させ、主力はフランス本土へ下がり、英国侵攻を狙います。

 楽勝に思われた英国侵攻ですが、急きょロシア軍1個が強行軍で英国へ海上輸送され(笑)、楽勝ムードが消えて行きます。フランスはもてる兵力の殆どをつぎ込み英国へ侵攻、結局5戦力相当が上陸し、英国・ロシアの2部隊を撃破します。
 そして英国の手番で、休戦中のオーストリアを参戦させるのに失敗し、フランスは大陸に覇を唱えることとなりました。

英国降伏

英国降伏

 このゲームは見た目は皇帝ナポレオン(翔企画)に似ていますが、よりプレイヤーの選択の度合いが増えています。プレイヤーの活動に国力増大のオプションが増え、短期決戦か国力増大かの選択を強いられます。また、皇帝ナポレオンと違って、英国侵攻のオプションがあり得ます。
 システム的にはフランスの手番の順番がランダムで決まるというのが、一番大きな違いでしょうか。これにより展開に意外性を与えています。

 皇帝ナポレオンと違ってキャラクターの個性が事実上無くなっていますが、皇帝ナポレオンでもキャラクター性は余り出ておらず、結局ゲームの観点の違いと言えるでしょうから、私は余り気にして居ません。

 あえて問題があるとすれば、フランスが消極的な動きをすれば、ゲームがだらだらと続いてしまうことでしょうか。フランスプレイヤーには積極的に動いて欲しいものです。
 ローカルルールとして、適当なターン数までにフランスが勝利しなければ、フランスは敗北となるとするのも面白そうです。フランスに積極的なムーヴを強いてゲームに緊迫感を与えることになろうかと思います。

YEN      

 

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