どうも風間です。(長文です)

 1999年3月20日のTSS例会で大日本帝国の盛衰をプレイしました。
 ふーらーが日本軍、私が連合軍です。

 今回プレイしたのは、第2ターンから始まる、短縮シナリオでした。第1ターンの攻撃に失敗して、日本軍がいきなり守勢に回ってしまう事がままあるそうで、このようなシナリオを作成するように、浅野尊師からふーらーに命令が下されたそうです(笑)。

 プレイ開始時の状況は、
・マニラの米軍は健在、ただし航空機は壊滅。
・シンガポールの英軍はステップロス。英東洋艦隊は全滅。
・スラバヤの蘭軍は艦隊と共に健在。
・太平洋方面はラバウル、ギルバート、ウェークを占領。
・真珠湾の戦艦群は全滅(1ユニット除去、残りは修理中)。
・米艦隊はサモワに空母を含む5ユニットが配置されています。
 詳細は次号のGJにこのシナリオは掲載されるそうですから、そちらを参照して下さい。いつ出るかは知りませんけど(笑)。

 序盤で、日本軍は、ラングーン、シンガポール、スラバヤ、ガダルカナル、マニラの攻略を目指します。しかし、ダイスの目がふるわず、なかなか思い通りにいきません。第2ターン中にはそのいずれの目標も占領できず、特にガダルカナルは米軍の反撃で上陸した第2師団が全滅してしまいます。
 その後、ラングーン、シンガポール、マニラの占領に成功するのですが、スラバヤがなかなか落ちません。更に必勝を期してガダルカナルに送り込んだ38師団がやはり米軍の反撃で全滅してしまいます。
 その過程で、1942年中というのに、積極的に艦艇を狙った米軍の潜水艦が赤城、加賀、翔鶴、瑞鶴を撃沈してしまいます(笑)。その分、商船の損害は少なく、日本軍の海輸ポイントは余り気味です。スラバヤも一年ぐらい持ちこたえていて燃料の輸送量も少なかったですし(笑)。

 ガダルカナルの攻略失敗と、正規大型空母の全滅のため、日本軍は1942年中に守勢を余儀なくされます。

 1942年末に米軍はギルバート諸島に対して反攻作戦を行います。米空母3隻対日本空母3隻+基地航空隊の太平洋戦争初の空母同士の戦いが発生します。米空母がすべて大型空母だったのに対し、日本空母は中型空母や軽空母であったため、航空戦力はほぼ互角でした。
 しかし、日本潜水艦の攻撃で米空母が1ユニット撃沈され、いきなり戦力差が逆転してしまいます。米軍の潜水艦も活躍し、日本戦艦1ユニットを撃沈しました。これは大和、武蔵で、日本戦艦最初の戦没艦でした(笑)。
 結局、米軍は航空攻撃で更に1ユニットの空母を撃破され、上陸には成功したものの、陸上攻撃には失敗してしまいます。
 そこで諦めていれば良かったのですが、次のリアクションで最後の空母をギルバートの基地機攻撃に投入して返り討ちに会ってしまい、それまでの優位を全て吐き出してしまいました。

 日本軍は、持久体勢を固めるために、ニューギニアに軍ユニットを上陸させます。それに対して、米軍もポートモレスビーに軍ユニットを上陸させ、ニューギニアは陸軍と基地機が主に戦う戦場となりました。

 1943年の大半を無為に過ごしていた米軍が1943年末に遂にギルバートに対して再度上陸を試みます。それに対し、連合艦隊も総力を挙げて迎撃を行い、大海戦となります。しかし、この戦いに日本軍は敗れ、大損害を被ってしまいます。
 ギルバートを制圧した米軍は、マーシャルを飛び越して、直接トラック攻略戦を発動、これを占領します。その過程で更に連合艦隊に大損害を与えることに成功します。

 マーシャルを簡単に占領した米軍に対し、日本軍は、マリアナに航空機を集結させます。米太平洋艦隊はその挑戦に応じ、マリアナ攻略作戦を発動します。日本軍は、「マリアナには来て欲しくなかったから要塞化したのに」と愚痴をこぼしながらも、あ号作戦を発動。マリアナ沖海空戦が発生します。
 米軍航空ポイント30ポイント、日本軍航空ポイント15ポイントの航空戦で、実に米軍は15ポイントを制空戦闘で制圧し、マリアナ沖の七面鳥撃ちを実現してしまいます(笑)。高ノ航空攻撃と、水上戦闘で連合艦隊の巡洋艦以上の艦艇を一掃してしまったのでした。8戦力あった基地機も2戦力を残すのみ。しかし、米軍も流石に陸上支援までは手が回らず、日本陸軍の奮戦もあって陸上戦闘では一歩も引きませんでした。

 連合艦隊は、度重なる敗戦に燃料の消費量が激減、燃料が余り出す始末。それまで、海上護衛総隊の活躍もあって日本商船団は健在で、海輸ポイントも余り気味でした。そのため、海上護衛総隊は1944年に入ってまもなく解散され、所属していた駆逐艦は連合艦隊に復帰しました。既にそれらは貴重な戦力となっていたのです。残存する大型艦はあまりの足の遅さに、決戦に置いて行かれた扶桑級の2ユニットと修理中の金剛級1ユニットのみ。後は全て駆逐艦となったのでした。

 連合艦隊を壊滅させた米軍ですが、陸軍の運用がうまくいかず、更に日本陸軍の善戦に苦しめられ、勝利条件を考えるとかなり厳しい状況となっていました。特にマリアナの日本軍を除去するのに結局3ターンかかり、ゲーム終了時までに日本本土に上陸する目処が立たなくなってしまいます。

 1945年に年もあらたまり、残りターン数も少なくなってきたため、米軍は、得点の高いマニラの攻略作戦を発動します。
 それに対して、日本軍は捷一号作戦を発動。航空機の傘のない戦艦部隊がマニラ湾を目指します。マニラはハワイからの行動圏外のため、米軍も艦隊の編成が難しく、日本艦隊の迎撃に総力を挙げざるを得ませんでした。
 金剛級戦艦は航空攻撃で出てきたばかりの修理ドックに逆戻り、扶桑級戦艦1ユニットは撃沈されます。しかし、残った扶桑級戦艦1ユニットはマニラ湾に突入、米軍のアイオワ級戦艦と砲撃戦を展開し、自らも傷つきながらも、これを大破し、連合艦隊の有終を飾ります。米艦隊は、マリアナに続いて、またしても陸上支援が行えず、上陸戦闘に失敗してしまいます。

 ここで、時間切れとなりゲームを終了しました。得点的には苦しく恐らくは米軍の勝利はなかったものと思われます。

 そうそう、英軍はラングーンを巡って不毛な戦闘をゲーム中延々と続けていただけでした(笑)。(結局取れなかった(笑))

 かなりあやふやな記憶を頼りに書きましたので、間違いがあるかもしれません。ご指摘よろしく、ふーらー、観戦者のハナザー大将(笑)。

以上です。

 

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