1999年12月25日にPaths of Glory(GMT)をプレイしたので報告します。今回は記録を取っていなかったので、概略で失礼させていただきます。

 最初のプレイでは私が連合軍、SIVAさんが同盟軍でした。無難な立ち上がりだったのですが、LandwehrのイベントでMulhouseの独軍が増強されたのに私が気が付かず、同軍の攻撃によりあっけなくBelfortが第1ターンで陥落し、丁度お昼になったので終了させることにしました。Landwehrや軍団の移動によりMulhouseが増強されるとBelfortが危なくなるのですね。良い勉強になりました。
 その後、SIVAさんは山口さんと同ゲームをプレイして、熱戦を続けられたようです。

1915年春の情勢

1915年春の情勢

 2回目のプレイでは私が連合軍、私が連合軍、KIIさんが同盟軍でした。

 序盤、同盟軍はGuns of Augustイベントを用いてLiegeは陥落させ、仏第5軍に大きな損害を与えますが、Sedanに圧力を加えているBrusselsに篭もるBEF、ベルギー(*)、仏混合軍に攻撃を行うも、両軍ともかなりの損害を出してしまいます。そのため、独軍は集中砲火を浴びるSedanへの進撃を行わず、両軍ともカードプレイに力を入れたこともあって、謙抑的な動きに終始しました。両軍がLimited Warに突入したのは同時で、おそらく第3ターンの終わり頃だったと記憶しています。

* 私はベルギー軍がBrusselsに居ても英軍として扱われると勘違いしてプレイしました。実際はAntwerp, Ostend, Calais, Amiensのみです(9.2.3)。KIIさんには悪いことをしたと思っています。

 明けて1915年初頭、援軍を全て西部戦線に投入していたドイツは、満を持してSedanにフルスタックで進撃、これに対してBEFを中心とする英仏軍等が反撃を行いますが、戦果は振るわず、かえってBrusselsに対する独軍の再反撃で痛手を被ります。英仏軍等はさらにSedanに反撃しますが、この反撃も失敗し、とうとうBEFが失われてしまいます。
 英軍らは遂にCalaisに撤退しますが、ここでも独軍の痛打を受け、遂にここを放棄、わずか1個軍団がAmiensを守るのみと言う窮状に追い込まれました。

 この状況を救ったのは露軍でした。1915年春、動員を積極的に行っていた露軍は、要塞を利用しつつ動き回る独8軍に翻弄されながらもKonigsbergを攻城しつつDanzigを占領、さらに内陸を伺うに至り独軍は増援を東部戦線に回すことしました。しかし、この2個軍となった東部の独軍も奮戦するものの流石に分が悪く、西部戦線からさらに2個軍が引き抜かれて行きます。
 これにより西部戦線の状況は落ち着きを取り戻したものの、さらなる独軍の増強とオーストリア軍の増強により、東部戦線の兵力バランスは逆転し、両勢力とも攻撃を繰り返すものの、1915年暮れ頃から次第に露軍は押されて行くようになります。

 しかし、独軍が西部戦線で攻勢を行わなくなったため、英仏軍は余裕が出てきたため、1916年初頭には英軍を中心とする部隊でCalaisを攻撃を行い、何度かに渡って両軍とも激しい損害を出しつつ、遂にCalaisを奪回します。
 そして、独軍が東西両戦線で損害を出している1916年冬にイタリアは遂に参戦します。春には早速英軍が増援に駆けつけ、戦線は更に拡大します。

 その後、西部戦線では散発的な攻撃が行われ、東部戦線では独軍の攻勢が続けられ、1917年初頭には露軍は非常に危険な状況に陥いっていました。その他の戦線では、イタリア戦線では両軍は対峙をすることに終始しており、カフカス方面ではカフカス軍がConstantinople横に到達しており(攻撃してトルコが陥落すると面白くないので自重していました。)、ギリシャでのサロニカ、トルコでのガリポリ作戦が既に行われており、英近東軍も登場していました。なお、米国も1917年中に参戦していました。

 以上で時間によりプレイを終了しました。

1917年冬の情勢

1917年冬の情勢

 今回も非常に面白いプレイでした。KIIさんはヒストリアンなので、非現実的なプレイを余りされず、楽しくプレイできました。

 1915年前半の援軍を全て投入した西部戦線の攻勢は、英仏軍に大変な危機を与えました。この攻勢は、東部戦線で攻勢に出た露軍が東部の要塞地帯やBerlinを占領するのを嫌ったKIIさんが兵力を東に回したので終結しましたが、人によってはそのまま西部戦線の攻勢を持続して、フランスを事実上占領したかも知れません。実際、関西の方ではフランスが崩壊するプレイが頻発して、ローカルルールを設定しているそうです。
 何れにせよ、序盤の展開については、更に研究を深め、必要ならばローカルルールも考えたいと思っています。

 あと、伊軍は非常に弱くいつも参戦させるのがためらわれるのですが、今回は独軍が東西両戦線で損害を出した直後だったため、タイミングが良好だったようでした。いつもこういう状態があると良いのですがねぇ。

YEN      

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