(1859年5月14日、第2次イタリア統一戦争におけるオーストリア第2軍とサルディニア軍主力のアレッサンドリアでの決戦を見たスイス人実業家アンリ=デュナンは、のちにその様子を「アレッサンドリアの思い出」として以下のように書き記した…)

「近代兵器の信じられない威力は、私を驚愕させた。
しかし兵士達の理性は、確実な死への突進を思い止まらせていたようだった。
兵士達に理性がある限り、おそらくヨーロッパ大陸では戦争による大規模な犠牲者は今後発生しないであろう…」

■■■(以上は、もちろん全てフィクションです…(。_゜☆\(~))

という感じのプレイをしてきましたので、報告します…m(__)m

  「Risorgimento 1859」は#16353でも触れたとおり第2次イタリア統一戦争をテーマとしたゲームなのですが、このキャンペーンゲームをハナザーオーストリア軍対たらいサルディニア=フランス連合軍でプレイしました…(^o^)ノ

 ヒストリカルノートに「オーストリア軍総司令官ジューライ(<この読み方は、エーリヒ・ツェルメ[著:リンツビヒラ裕美訳「オーストリア史」彩流社刊:に依ります>私はこの本を読むまで、ドイツとオーストリアで固有名詞の発音が違うとは思いもよりませんでした…(。_゜☆\(~))は連合軍が合流する前に各個撃破する事が可能であったが、優柔不断のために逃してしまった」という一文があったので、ハナザーオーストリア軍は各個撃破を目指して積極攻勢をかけました。

                             ◎トレント 
              ◎ベルガモ                
                      ◎ブレシア        
                             ◎ヴェローナ
            ◎ミラノ                   
                                   
        (オーストリア軍主力)         ◎マントヴァ 
          ◎パヴィア      ◎クレモナ         
                                   
◎トリノ (サルディニア軍主力) ◎ピアチェンツァ          
(>フランス軍) ◎ヴァレンツァ                   
        ◎アレッサンドリア                  
             ###################### ◎パルマ      
             ########荒れ地########           
        ◎ジェノバ######################      ◎モデナ 

 ご覧のとおりオーストリア軍主力はパヴィアにあり、サルディニア軍はヴァレンツァ、フランス軍は第3ターンくらいからトリノ方向から進入してきます。

 第1ターン(4月29日〜5月5日)、オーストリア軍はパヴィアからヴァレンツァに前進し突入しますが、同地のサルディニア軍はさっさと撤退し、(勝利条件の基礎となる)損害は全然与える事は出来ません…(。_゜☆\(~)

 第2ターン(5月6日〜5月10日)、北から回り込んだ(機動力の高い)ガリバルディの赤シャツ隊がミラノに突入し同地のオーストリア軍守備隊を撃破しますが、パヴィアから急ぎ戻ったオーストリア第6軍団に追い散らされ同地を確保する事は出来ません。

 時を同じくしてオーストリア軍主力はアレッサンドリアに突入、勝利条件都市である同地の確保を目指すサルディニア軍主力と交戦します…(~o~)ノ

 が…

 オーストリア軍のサイの目は0!(10面体で、最低の目)

 サルディニア軍のサイの目は1!(両軍しょぼしょぼ〜(-_-;))

 結局どちらもロクに損害なく、引き分けとなります…(。_゜☆\(~)

 第3ターン(5月11日〜5月15日)、サルディニア軍の機動により後方連絡線を断たれたオーストリア軍主力ですが、次ターンになるとフランス軍が到着し始める事を嫌い不利を承知でアレッサンドリアに留まり、決戦を目指します。

 サルディニア軍もこれに応じ、両軍の決戦は…

 オーストリア軍のサイの目は1!

 サルディニア軍のサイの目は2!(またもや両軍しょぼしょぼ〜(-_-;))

 結局サイの目修正で辛ろうじて勝ったオーストリア軍が同地を確保し、勝利となりました…(・o・)ノ

 しかしご覧のとおり「両軍とも最低のサイの目」でロクに損害が出なかったため、「アンリ=デュナンがこの決戦を見ていたとしても、とても赤十字を創設する気にはならないだろうね」とプレイヤー同士言うような状況でしたので、冒頭の文となるわけです…(。_゜☆\(~)

 まあサイの目を除けば、結構おもしろかったです…(^_^;

 たらいさんは「Puzzle of the Railroad」とおっしゃりましたが、確かに増援の移動などに重要な鉄道を中心として動きますので、そういう感じがします…(。_゜☆\(~ )

 全体としては重要拠点をめぐってごく少数回の戦闘が起こるという点で、「フリードリッヒ大王」に感じが似ているでしょうか…(^_^;

 あるいはシステム的には、「ユニットの分離、拾い上げが禁止」で再編成フェイズに師団駒を軍団駒に、軍団駒を軍駒に変換しなければならず(規模の大きい方が戦力は高いが、機動力が大きく落ちる)、分進合撃が必要という点で古いSPIのゲームである「Leipzig」に近いかもしれません<このへんきちんと考えれば、おもしろく頭を悩ませそう。

 双方ともあまり深く考えずフランス軍主力が到着していなかったという点もありますが3ターンを30分ほどでサクサク進めましたので、「この時代の分進合撃」を見たい方には、オススメかもしれません…(^o^)ノ(<だたし戦闘はサイコロ一振り(二振り?)なので、ちょっと盛り上がらないかも(爆)…(。_゜☆\(~ ))

ハナザー大将   

 

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