2001年3月4日のTSS例会にて、Europe at War(Jedko/国際通信社)をプレイしたので報告します。
私が枢軸軍、Ozさんがソ連軍、S.G.さんが西側連合軍でした。S.G.さんは初めてのプレイです。
終了時の状態
智将マンシュタインは、アフリカにてバックハンド・ブローを成功させ、一撃で英第8軍を壊滅させます。これに驚いたチャーチルは、タイガー船団を送りアフリカを援護しますが、イタリア・ドイツ両海軍から手痛い打撃を受け、思うように兵力を送れません。結局マンシュタインは、3ターンにわたってアフリカで粘り続け、ヨーロッパの下腹部への進撃を遅らせることに成功しました。
4ターンにバルカンに上陸してきた英軍でしたが、東部戦線が風雲急を告げていたので、両者とも余り力を入れられず、膠着戦が続きました。
独軍は北方と南方に兵力を集中させ、好調な賽の目にも助けられ、少ない損害でソ戦に大きな打撃を与えます。2ターン目にもソ連は多くの損害を被り、3ターン目には遂に東欧全体がドイツの手に落ちます。
この間、独空軍はウラル爆撃機を完成させ(本当はロシアへの戦略爆撃の制限はありません。)、ロシア奥地を爆撃、ロシアの生産は著しく減退しており、これが戦況の悪化に拍車をかけていました。
4ターン、遂にドイツはロシア奥地に迫り、決戦が行われます。ここに至って、米軍もロシアに送り込まれています。しかし、3エリアに分散していた独軍も集まったため、その打撃力は半端ではなく、タンクエキスパートの能力も相まって、連合軍に手痛い打撃を与えます。そのためスターリンはクレムリンに逃げ込むことになりました。
5ターン、スターリンは陣頭指揮を執りロシアを占拠する独軍に挑みます。しかし、やはり独軍を追い出すことは出来ず、ここにおいてスターリンは敗北を認め、ゲームを終了させることにしました。スタンガンを握りしめていたかどうかは不明です(笑)。
今回は不思議なほどに枢軸軍の賽の目がよく、また、連合軍の賽の目が悪かったです。連合軍が真価を発揮できず残念そうでした。
このゲームは簡単なルールで手軽にヨーロッパに於ける第二次世界大戦をプレイすることが出来るという利点は有ると思います。War at Seaとかが好きな人には、お勧めできるのではないでしょうか。
YEN