2001年3月11日のTSS例会にて、サクラ大戦 ドラマチックカードゲーム(メディア・ファクトリー)をプレイしたので報告します。
 最初のプレイは風間さん、2回目のプレイはノルトさんとプレイしました。全員初めてのプレイです。

 最初のプレイは風間さんから詳細な例会報告をしていただいておりますので省略します。

 2回目のプレイは、ノルトさんがさくら、すみれ、マリアを中心とした、大きな公演と強い敵をそろえた重厚型デッキでした。また、私がアイリス、紅蘭を中心とした、弱い敵の特殊能力でブーストして、小さな公演を次々とこなす速攻デッキでした。

 ノルトさんのデッキは重厚型デッキだけあって、手札が旨く動かなかったようで、特に悪いことにキャラのそろいが悪かったようです。
 しかし、強いキャラをそろえたお陰で、終盤間際に全く戦備の整っていなかった私の動きを一時食い止めます。しかし、大神や「イリス・エクスプローゼ」が折良く来たこともあって、これらの妨害を排除、数多くの公演をこなした私が勝ったのでした。

 このゲームの目的は、各プレイヤーが支配人となって、団員の信頼、演技力、武力を高めつつ、襲ってくる降魔等の妨害を排除しつつ、公演を成功させるゲームです。
 ここら辺の雰囲気は悪くないと言えるでしょう。

 ただし、気になる点が一つあります。それはキャラクターの性格付けが弱いことです。
 一応キャラクターごとに、得意な舞台やイベントが用意されているのですが、問題はキャラクター5人ごとに、同じ様な効果のイベント等が(5枚ずつ)用意されていることです。要するに、サクラが出来ることは、アイリスも(名称は異なりますが)出来ると言うことです。
 まぁ、デッキの有利不利を無くしてゲームを破綻させないという効果はあると思われます。実際、試しにデッキを作ってみてテストプレイしてみた時に動きました(テストデッキが動くというのは、トレカでは珍しいことです。)。その意味では外れとは言えません。
 しかし、トレカの醍醐味は、各自でデッキを作ることに戦略性が要求されることであり、キャラクターの選択で余り違いがないとするならば、異なる個性のカードを組み合わせてデッキを作り上げるという醍醐味が失われます。第一キャラクターゲームでキャラクター性が乏しいことは、それ自体マイナスポイントです。
 とはいえ、全てのカードを見たわけではありませんので誤解があるかも知れませんし、また、この問題はエキスパンションが登場して個性的なカードが出てくれば解決される問題ではあります。今後の発展に期待したいところです。

 あと、どうでも良いことですが、カードの構成についていうと、コモンカードはスターターセットにしか含まれず、1セットに2枚入っています。
 従って、デッキには同種のカードは4枚までしか入れられないことから、デッキごとにカードの入れ替えを厭わない人は、スターターは2箱購入し、それ以降はブースターを買うのがよいかと思われます。

YEN      

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