2000年10月14日及び15日にDrive to the Baltic!(MIH/国際通信社)をプレイしたので報告します。私が赤軍、Jefさんが独軍でした。

第1ターン第1セグメント終了時の情勢

○第1ターン
第1セグメント
 赤軍は2C3Iポイントを投入して、10/4ポイントを獲得します。ここで赤軍は中央のUtena付近に兵力を集中しつつ独軍に中央部に攻撃をかけ、手痛い打撃を与えます。また、その他の戦線でも散発的な攻撃を掛けますが、スナフ!がでるなど、不運のためそれ程の効果を上げません。赤軍の先鋒はAknisteまで到達し、SS第11偵察大隊を拘束します。
 独軍は2C3Iポイントを投入、10/4ポイントを獲得、独軍東部は川を利用しつつ大幅に後退します。Viesteには戦略移動で部隊が登場しました。

第2セグメント
 赤軍は2C3Iポイントを投入して、10/4ポイントを獲得します。再び中央にポイントを集中的に投入し、大きな損害を受けつつVieste付近の独軍を撃破、西ではPonewishch近郊まで進出します。東ではKausauwa近郊でいくつかの独軍を包囲拘束しました。
 独軍は1C3Iポイントを投入して、6/3のポイントを獲得します。中央部の穴をふさぐとともに、各線線で暫時後退します。

第3セグメント
 赤軍は2C3Iポイントを投入して、10/4ポイントを獲得します。Feiedstadtで赤軍の攻勢は食い止められますが、西方で包囲された独軍が撃破されてました。
 独軍は5/2のポイントを獲得し、戦線を後退させました。

○第2ターン
第1セグメント
 赤軍は2C3Iポイントを投入して、9/3ポイントを獲得します。Feiedstadtの独軍を包囲撃滅し、その他に包囲下にあった部隊を撃破します。
 独軍は2C3Iポイントを投入して、10/4のポイントを獲得します。川の戦線を放棄して大きく後退します。

第2セグメント
 赤軍は3C3Iポイントを投入し、16/6ポイントを獲得、中央部で攻勢を続行し、とうとうRiga近郊まで達します。
 独軍は1C3Iを投入して、4/2ポイントを獲得します。前線で大きく後退します。

第3セグメント
 赤軍は2C3Iポイントを投入し、9/3ポイントを獲得します。Riga西方に部隊を展開させました。
 独軍は1C3Iを投入して、6/3ポイントを獲得、戦線を整理しました。

○第3ターン
第1セグメント
 赤軍は2C3Iポイントを投入し、13/6ポイントを獲得します。最北方及びBirzen近郊で独軍を退けますが、痛打を与えるには及びません。
 独軍は2C3Iポイントを投入し、8/3ポイントを獲得します。東部の戦線を大きく後退させ、戦線の縮小をはかります。

第2セグメント
 赤軍は2C3Iポイントを投入、9/3ポイントを獲得します。Mitau付近で大きな損害を受けつつ独軍を退けます。また、中部から何かしてきた戦車軍と呼応して、今まで活発な動きを見せていた無かったPonewisch付近の独軍を、半包囲下に置きます。
 独軍は2C3Iポイントを投入し、11/5ポイントを獲得します。東部の戦線をさらに後退させ、戦線の縮小をはかります。また、Ponewisch付近の独軍が一部脱出しようとしています。

第3セグメント
 赤軍は2C3Iポイントを投入、10/4ポイントを獲得します。Tuckm付近で独軍を撃滅し、Riga Strandを包囲下におきました。Ponewisch付近の独軍は再び包囲下に置かれます。
 独軍は1C3Iポイントを投入、6/3ポイントを獲得します。東部の戦線をさらに後退させ、戦線の縮小をはかります。

○第4ターン
第1セグメント
 赤軍は2C3Iポイントを投入、10/4ポイントを獲得します。Riga Strandへの攻撃はスナフ!となり、敢えなく敗退します。また、Jakobstadtへの攻撃もスナフ!となり、多くの損害を被ります。
 独軍は1C3Iポイントを投入、6/3ポイントを獲得します。Riga方面への増強が顕著です。

第2セグメント
 赤軍は2C3Iポイントを投入、10/4ポイントを獲得します。Riga Strandと Jakobstadtをそれぞれ陥落させることに成功します。
 独軍は1C3Iポイントを投入、5/2ポイントを獲得、戦線整理を行います。

第3セグメント
 赤軍は2C3Iポイントを投入、9/3ポイントを獲得します。赤軍はTalsen付近に迫ります。
 独軍は1C3Iポイントを投入、7/4ポイントを獲得、戦線の縮小をはかります。

○第5ターン
第1セグメント
 赤軍は2C3Iポイントを投入、10/4ポイントを獲得します。Talsenの独軍を撃破し、独軍を撤退させます。
 独軍は1C3Iポイントを投入、6/3ポイントを獲得、Riga守備隊が西方に進出し反撃を行い、赤軍に打撃を与えます。

第2セグメント
 赤軍は2C3Iポイントを投入、10/4ポイントを獲得します。Riga東部で攻撃を行い独軍に損害を与ます。
 独軍は1C3Iポイントを投入、6/3ポイントを獲得します。赤軍がの一部がRiga近郊に戻ってくるのを見て、守備隊はRigaに戻ります。

第3セグメント
 赤軍は1C3Iポイントを投入、6/3ポイントを獲得します。Scheddau南方で、再び大河越しのZOCなしを見過ごしていた独軍の2個師団以上を包囲し、痛打を与えます。
 独軍は1C3Iポイントを投入、5/2ポイントを獲得、南方の戦線を完全に放棄します。

 第6ターン第1セグメント以降、第7ターン第3セグメントまでは、両軍とも1C3Iポイントを投入するのみで、戦線整理に明け暮れました。

○第8ターン
第1セグメント
 赤軍は1C3Iポイントを投入、7/4ポイントを獲得します。
 独軍は1C3Iポイントを投入、7/4ポイントを獲得します。GD師団はTaurroggenに出現し、これに混乱した赤軍はスナフ!を出してしまい、GD師団は前進します。北方の装甲師団も前進できましたが、損害は与えて居ません。

第2セグメント
 赤軍は1C3Iポイントを投入、6/3ポイントを獲得、戦線整理を行います。
 独軍は1C3Iポイントを投入、7/4ポイントを獲得します。GD師団はさらに前進し、Telscheで包囲されている第7装甲師団を救援に向かっているようです。北方の装甲師団はスナフ!を出してしまい、大損害を受けます。

第3セグメント
 赤軍は1C3Iポイントを投入、6/3ポイントを獲得します。
 独軍は1C3Iポイントを投入、5/2ポイントを獲得します。GD師団の攻撃でスナフ!を出してしまい、大損害を受けます。

 ここら辺でゲームを終了しました。

第8ターン第3セグメント終了時の情勢

 今回のプレイは、独軍の反撃兵力がスナフ!で潰れたために終了したのですが、戦術値4以上のユニットにスナフ!を適用しているのは、ルール間違いでした。Jefさんには申し訳ないと思っております。

 今回は、途中から東部の独軍は逃げるに任せるの状態になってしまい、そのため戦略移動でバンバンRigaに部隊が送られて、難攻不落の要塞になってしまいました。今後は独軍を拘束することも検討してみたいと思います。

 あと、独軍のRigaより西の戦線が完全に崩壊したので、増援登場ヘクスは妨害できたのですが、Telshe以外は一応空けておきました。
 以前、「独軍の増援を登場ヘクスの手前で待ち伏せして、出てきたところを包囲、拘束してしまう」というのを聞いたことがありましたし、コマンドのリプレイでも、増援登場ヘクスを全て埋めてしまうというプレイがされていますね。赤軍が不利という話もあるようですから、こういうプレイも許容されるのかしらん?
 むしろ、独軍は、こういうプレイをされないように、増援登場ヘクスの前で戦線を維持する必要があるのでしょうかね。

YEN   


 YENさん、こんにちは…m(__)m

》#なお独軍の装甲師団にスナフ!を適用しているのは、ルール間違いでした。

 私が初めて「SNAFU!(Situation Normal,All F***ed Up)」という俗語を使ったルールを見たのは、「Lost Victory(GMT)」でした…(^_^;

 ちなみにこのゲームでは戦闘の時に影響を及ぼす司令部を決定して、その指揮値以下をサイコロで出せば問題無しなのですが、それを越えると様々な悪影響(支援が受けられないとか、最悪の場合には誤爆とかもあります)が出てくるというスタイルでした。

 この時おもしろいなあと思ったのは、SS装甲軍団司令部は指揮範囲は広いのですが国防軍の装甲軍団司令部と比べると指揮値は1低い(能力は劣る)という表現をされていた事です。

 あるいはソ連軍の司令部、特に一般軍の司令部はおしなべて指揮値が低く、大兵力がありながらそれを上手く生かせないウラミが良く出ていました。

#惜しむらくはゲームそのものが複雑過ぎて、特に日本ではあまりプレイされなかった事でしょうか…(;_;)

 同様の効果は「Crisis Sinai:1973(GMT)」でも採用されており、こちらでも大兵力ながら効果的でないアラブ(エジプト)軍の指揮と、少数ながら効率的なイスラエル軍の対比が、上手く出ていたように思います。

# それらと比べると「Drive to the Baltic」のSUNAFは、いま一つ「両軍の対比」という面では弱いようにも思います…(。_゜☆\(~)(まあ戦い自体が、両軍とも質的にもそれなりに拮抗してきた時期と言う事もありましょうが…(^^;)

ハナザー大将   


 ハナザー大将さん、こんにちは。

 「SNAFU!」関係のルールの解説、有り難うございました。何れもプレイしていないので、参考になります。

>> 同様の効果は「Crisis Sinai:1973(GMT)」でも採用されており、こちらでも大兵力ながら効果的でないアラブ(エジプト)軍の指揮と、少数ながら効率的なイスラエル軍の対比が、上手く出ていたように思います。

 T3システムでは、両軍の対比は上級司令部においてはC3Iポイント、個々の部隊については戦術値(及びチット)で表しているのだと思います。
 その意味では、両軍の指揮の効率性の対比は、C3Iで比較すべきかと思います。

# ただし、C3Iポイントは、ゲームの流れを変える量的なものとしての性格もあると思いますので、指揮の対比に焦点を当てたルールに比べると、印象が弱い点があるのは確かでしょう。

YEN   


 YENさん、こんにちは…m(__)m

》# ただし、C3Iポイントは、ゲームの流れを変える量的なものとしての性格もあると思いますので、指揮の対比に焦点を当てたルールに比べると、印象が弱い点があるのは確かでしょう。

 つーかT3システムのC3iは、かなり「展開の誘導っぽい」と言えるでしょうからねえ…

#まあそれが「ゲームとしては良い方向に作用している」とは言えるでしょうが…:-)

ハナザー大将   

 

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