コマンド日本版最新号付録にもなった話題の「Drive to the Baltic!」に続く「Turning the Table」システムのゲーム「Velkye Luki」を入手しましので、その印象を書きます…m(__)m
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まずマップは…薄黄緑ベタの平地が広がり、冬季戦という感じが全然しません…(-_-;
その平地を背景として溶け込むかのような淡い色合いの河川や荒れ地は、実用性の面からも不安を感じさせてくれます…(。_゜☆\(~)
前2作はコマンド日本版バージョンは言うに及ばず元版も結構きれいだったのですが、その陰は見るべくもありません…(;_;)
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システム面はグラフィックほど酷くはないですしプレイしてないので何とも言えない面はあるのですが、あまりしっくりとは感じません…(__ゞ
そもそも1ヘクス10km余り:1ユニット連隊〜師団規模の「Turning the Table」システムを、1ヘクス2km:1ユニット大隊〜連隊規模の本作のシチュエーションに適用するのは、どうかと思うのですが…(?_?)
特に本作は「基本が包囲戦」なため「Turning the Table」システムの根幹とも言えるであろうC3iポイントと包囲された部隊との関係が、あまり上手く出来てるようには思えません。
C3iポイントでは包囲状態を統一的に管理する事は出来ず、結局Kesselルールというサブシステムを新たに導入してそれに対応しています。
# それなら最初から、C3iポイントシステムなんていらないじゃん…(-_-;
また無理矢理システムをシチュエーションに合致させようとしたためかルールの変更点がかなり多く、シリーズゲームの有利な点である「ルール習得の容易性」がほとんど感じられず、逆に変更点に相当神経を使わねばならなくなってしまいました…(。_゜☆\(~)
同テーマの「White Death」(GDW)がプレイタイムがかかる上に入手難ですので、本ゲームも一定の需要はあると思うのですが…(__ゞ
(ちなみにリサーチにどちらも Jack Ready氏が協力しておられますね…<つまりアメリカのウォーゲーム界も、20年前とほとんど変わらないメンツという事ですな…(。_゜☆\(~ ))
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このゲームにはグラフィックエディターのクレジットが記されておらず、実際同時期に発売された「Royal Tank Corps」も同じような貧相なグラフィックのためデザイナーの Ted Raicer氏の怒りを買い、次回作は別のグラフィックエディターの手になるものになったそうです(爆)…(。_゜☆\(~ )
ハナザー大将