1月11日のTSS例会にて,Islands Wars(SPI)をプレイしたので報告します。
シナリオはBloody Ridge(ガダルカナル)の内の川口支隊が登場するシナリオです。私が米軍で,最初のプレイの日本軍はTraJan氏といとちゃん,2回目の日本軍はいとちゃんでした。
最初のプレイでは,日本軍は浸透移動ルールを利用しながら果敢に突進し,米軍に少なくない打撃を与えます。ところが,日本軍は浸透移動は出来るも,退却は敵ZOCには出来ないため,米軍の反撃により大打撃を被り,殆どの歩兵を失ったため,最初のプレイは終了しました。
2回目のプレイでは,日本軍は戦線を張りつつ徐々にヘンダーソン飛行場に迫ります。こうなると浸透移動を警戒してなかなか米軍も反撃できなかったのですが,ヘンダーソン飛行場周囲の平地に日本軍が迫った時点でびっちりと戦線を張りつつ反撃開始。 この時点で,ヘンダーソン周辺での押し倉饅頭になると予想されたので,プレイを終了しました。
このゲームはNAWシステムで太平洋戦争をプレイするとどうなるかと言う見本と言えます。日本軍にのみ浸透移動が許されているため,連合軍は移動終了時に日本軍に隣接しているときは,数珠繋ぎの戦線にする必要があります。
丁度ヘンダーソン飛行場に来た当たりで,連合軍は戦線が縮小され戦線も数珠繋ぎとなり,日本軍も両翼を縮小して兵力を集中できます。平地のため両軍とも攻撃し易いので,取ったり取られたりの戦いが見られるでしょう。ここら辺はNAWのマイナーチェンジとしては良くできていると言えるでしょう。
ただ,NAW特有の包囲したら「プチッ」というシステムで,戦闘の帰趨は運のしに委ねられますから,ここら辺向く人と向かない人に別れる点でしょう。他のNAWシステムのゲームとは違い,作戦的選択肢が乏しいので,特に運のしの傾向が強くなっています。
とはいえ,たまにはこういうゲームも面白いのではないでしょうか。お正月気分で賽子ゲームを楽しむのも悪くないでしょう。ルールが簡単なので,やってみても良いかもしません。
YEN