1998年5月9日にJunta(West End/HJ)をプレイしたので報告します。プレイヤー私、いとちゃん、Y氏、T氏、K氏、MB氏、新人のMさん、でした。

Junta

 最初の投票で、Y氏が大統領に選出され、影響力のなかったいとちゃんと私は予算なしと冷遇されます。
 内務大臣はいきなり海軍大臣を暗殺し、黄金を稼ぎます。私も一旦は大統領を捕捉したのですが、防御カードにより回避されます。

 次の年は影響力を失ったK氏が冷遇され、逆に影響力を持った私は厚遇で迎えられます。このターンは暗殺はあまり活発ではありませんでした。
 2ターン連続で冷遇されたいとちゃんは遂にクーデターを行います。しかし、砲艦の射撃は効果があまりなく、早々に空爆で海兵隊が減り、プレゼンスが減少してしまいます。結局クーデターは失敗、いとちゃんは処刑台に送られます。

 大統領を続けるY氏は予算の均等配分を行いますが、自宅に泥棒に入られたK氏の不満が爆発、クーデターが勃発、混乱に乗じて暴動鎮圧に向かった警官隊はそのまま暴動と合流、砲艦の射撃も正確を極め、波乱の幕開けです。
 砲艦により大損害を出した大統領警護隊は、暴徒と警官隊の乱入により蹴散らされ、反逆者有利で推移します。しかし、MB氏の実に5円を用いた調略により、大統領に選出されます。

 MB氏の新政権は、内務大臣・1陸軍大臣・海軍大臣に偏重した予算編成となりました。しかし、精神異常者の暗殺により政権が崩壊してしまいます。

 次の政権を引き継いだいとちゃんは、Y氏以外に予算の均等配分により政権の安定を狙います。しかし、精神異常者がまた活躍し、内務大臣の私が暗殺され、23投票権分の影響カードを失ってしまいます。

 政権を継続したいとちゃんは、今度は全員に均等配分を行い、安定した政権を目指します。

 しかし、翌年いとちゃん政権は不信任を突きつけられ、いままで冷遇されていた、T氏が政権を委ねられます。

 T氏は内務大臣ら4人に偏重した予算を組みます。しかし、反対派筆頭が暗殺されたため、クーデターの目は起こりません。銀行が閉鎖されたため、多くのプレイヤーは手元にお金を持っています。

 翌年も同じ予算編成を行います。先ほどから黄金を稼いでいたY氏は銀行へ向かい、スイス銀行へ預金します。大統領はのT氏は銀行へ向かわず、暗殺は回避しますが、他のプレイヤーから注目されます。
 果たして、大統領の財布を狙ってクーデターが勃発します。しかしながら、大統領派は何とかクーデターの鎮圧に成功します。

 翌年、傾斜配分を行った予算案が否決され、予算案の変更によりMB氏と私に予算が流れ込みます。大統領に対する批判は聞かれず、クーデターは起こりませんでした。このターンも銀行はお休みで、プレイヤーの手元には大金が残っているはずです。

 T氏の政権は継続、再び傾斜した予算配分です。このターン、T氏は無事銀行に入金できましたが、私は12金を抱えたまま、いとちゃんの放った暗殺者に銀行で倒されてしまいます。この時点で勝利の有力候補は、前半に稼いでいたY氏と、今回稼いだいとちゃんとT氏に絞られたように思われました。

 ここで、ゲームは突然に終了します。スイス銀行の預金額はK氏が9、私が7、M氏が17、いとちゃん29、Y氏が27、T氏が23、MB氏が13でいとちゃんの勝利でした。前のターンの暗殺の影響が大きかったようです。

 久しぶりにこのゲームをやってみましたが、やはり良いゲームですね。目まぐるしい展開を見せる力関係の変化が見物です。後味の悪い展開になることが少ないというのも魅力の一つでしょう。

YEN      

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