TJです。遅くなりましたが、1914 GLORYS END(COM)をプレイしたので報告します。

 1914は第1次世界大戦のドイツ西部戦線初期に行なわれたシュリーフェンプランによる攻勢を再現したゲームです。
 システムはZOCなし、オーバーランあり、戦闘は比率により両軍の損害を出すというコマンド標準システムです。他と変わったルールは移動するとそのターンは戦闘ができないという事でしょうか。

 S&Tに同テーマで「右翼を増強せよ」があります。こちらは、ダブルインパルスシステムで、第2インパルスはコマンド下の部隊のみ活動可能という、何となく第2次大戦的なシステムを採用しています。ルールを見ている時には面白そうな感じがしたのですが、このゲームの欠点はコマンド下の部隊と非コマンド下の部隊の識別が結構面倒なことです。だいたい半々くらいなんで、実際にプレイしてみると、繁雑さで、プレイする気が多少削がれました。

 元にもどって、この1914はS&Tと比べるとそれっぽいルールで、プレイしていても雰囲気はこちらの方が上だと思います。ただ、全体的にプレイが少し単調なんで、それほど、プレイして楽しいというゲームではありません。ユニットが4ステップを持っていて、それぞれ個別のサブカウンターを使用するのも繁雑になるので、できればやめてもらいたかったと思います。

 以上、多少ネガティブな文章になってしまいましたが、及第点には充分に達する作品だと思います。
 でも、同じ第1次大戦のゲームでオススメするなら、同じくコマンドの1918 か WHEN EAGLES FIGHT でしょうか。

TraJan   

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