1998年7月12日にthe Great War in Europe(XTR)をプレイしましたので報告します。
 今回は西部マップのみの練習プレイで、私が西部同盟軍、TraJan氏が西部連合軍でした。

西部戦線セットアップ仏軍方面

西部戦線セットアップ仏軍方面

 西部連合軍は全般的に基本的に相手に損害を与える可能性の高い4スタックの配置ですが、攻撃正面が3へクスとなるへクスは1スタックに止めています。
 フランドル地方の配置は、補給都市を守りつつつ、攻撃正面を減らしており、事実上攻撃できるところは、Brussels,Namur,及びMons近郊の英軍歩兵と騎兵各1のみです。また、Langresには予めV配置コードを持つ部隊が置いてあります。これはへクス4925と4926が撃滅された場合にLangresを守る部隊が居なくなるからです。

西部戦線セットアップフランドル方面

 第1ターン、フランドルではBrussels,Namurを攻撃し、Mons近郊の英軍の騎兵各1部隊を撃破しますが、英軍歩兵への攻撃は戦闘比の計算を誤り、独軍の一方的な損害に終わります。へクス6016には独軍騎兵が進出、後方を伺っています。対仏戦線ではベルダン南方の平地でOHLを使用し、やや攻撃が拡散したきらいはあったものの、これをほぼ撃破します。
 連合軍は大規模な撤退を開始します。英軍は全体でOstendへ籠もり、仏軍騎兵等は海岸の都市を守っています。フランドルの仏軍はMaupeugeにいます。中央以南ではVerdan,St.Mihiel,Toul,Nancy,Epinal,Belfortを防御部隊を置き、中央では主力は完全に後退し、独軍の攻撃を免れます。南方ではEpinal,Belfortを基点に防御線を引きます。
 第1ターンの損害は、同盟軍が10個師団、連合軍が20個師団でした。

 第2ターン、同盟軍はアントワープを攻略、ベルギーの国土は英軍の支配するOstend以外は全部支配します。同盟軍は前進を行い、Abbeville,Soisoonsは騎兵が占拠し、歩兵も前進しています。Toul,Verdan,Maybeugeの要塞は後方に放置します。
 連合軍は全体としては戦線を後退させます。一部で反撃を行いますが、騎兵の戦闘前退却によりあまり独軍には損害が出ません。Calaisの独軍騎兵を包囲した英仏軍は一時的にスタックしますが、すぐに戦略・海上移動によりスタックを崩し、Ostendへ帰還します。
 第2ターンの損害は、同盟軍が5個師団、同盟軍が11個師団でした。

 第3ターン、独軍はMaybeuge,Verdan,Toul,Epinalの要塞を無視して前進します。全般的に兵力不足だったため、OHLの支援は行えませんでした。
 協商軍は兵力不足に鑑みパリ方面では戦線を張ることを諦め、ハイスタックの拠点防御に移ります。また、Virty,St.Dizier近辺では大攻勢を発動、独軍に司令部3個を含む4個師団の大損害を与えます。この点は独軍が軽率だったと言えましょう。
 第3ターンの損害は、同盟軍が7個師団、連合軍が15個師団でした。

 時間が無くなったのでここでプレイを終了しました。

第3ターン終了時の情勢

第3ターン終了時の情勢

 以前は南方では遅延部隊を除いて全面撤退の方針でしたが、マップ端が勝利ポイントヘクスとなるため、マップ南端を失うことは即敗北に繋がり、後退することが出来ませんでした。
 マップ南端が勝利ポイントヘクスなのは、不自然な「秘孔」があると見なすべきではなく、史実の仏軍は南方では撤退していない(それどころか独領に進出している)のを再現するためのルール化と見なすべきでしょう。
 ただ、仏軍に戦線が伸びるという負担がのしかかってしまい、また、パリ方面以外に南方方面への突破への備えの必要が出てくるのは事実でしょう。
 少しづつ改善されているとは思いますが、今回も満足行く展開とは言えなかったようです。何とか定石を見つけたいと思っています。

YEN      

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