1998年5月17日のTSS例会にてVictory in Normandy(国際通信社)をプレイしましたので報告します。
私が独軍、Y氏が連合軍でした。
序盤は無難な立ち上がりで、両軍とも前線の兵力の充実に努めます。連合軍は第5ターン(6月11日)にカランタン南東で攻勢に出た他は、部隊の増強のみに終始します。
第10ターン(6月16日)、いきなり嵐が吹き荒れます。しかし、十分に揚陸していた米軍は第11ターンに攻勢を開始、続けて第13ターンにも攻勢を開始、独軍装甲を含む多大な損害を与えます。第13ターンにはさらに南下に成功し、独軍の戦線が長くなります。
ここに至って独軍はカランタン・シェルブールの放棄を決意、連合軍は前進と戦線整理を行った後、第27ターン(7月3日)にはシェルブールが陥落、連合軍の前進は勢いに乗り出します。34ターンにはグランビルが陥落してしまいました。
第38ターンとうとうブレイクスルーラインを突破、ここに至って独軍は全面的な撤退を開始します。しかしながら、遅滞部隊のつもりで置いた戦線に穴があり(笑)、戦線が完全に崩壊、ファレーズ・ポケットもかくやと思われる包囲網が出来そうとなったのでゲームを終了させていただきました。
このゲームはコマンド日本版の付録ゲームの中でも特に高い評価を受けているゲームだと思われます。人によってはOnslaught(TSR)よりも高い評価をする方もいるようです。
個人的にはノルマンディ半島周辺の戦いに焦点が当てられ、その後の戦いが独軍の掃討戦だけになってしまった感があるので、ラインまで続く連続した戦いが楽しめればより良かったような気もしますが(Second Front Now!がそう なる筈だった?)、現状でも十分良くできていますし、その後の戦いまで含めるとプレイタイムが長くなるので、これで良かったのかも知れません。
何れにせよ良くできたゲームだと思われますので、一度プレイされることをお勧めします。
YEN