1998年6月28日にWhen Eagles Fight(XTR/国際通信社)をプレイしましたので報告します。
私がロシア軍、KI氏が同盟軍でした。
第1ターン、同盟軍はタンネンベルクの戦いを行い、ロシア1個軍を取り逃しますが、ロシア軍3個軍団を撃滅し、1個軍団を包囲します。オーストリア軍は攻勢を行うも、自身の損害が多く(2個軍団)、ロシアに痛打を当たるには至りません(ロシア軍1個軍団の損害)。
タンネンベルクの戦い直後
第2ターン、ロシア軍はドイツ正面では防御に徹し、オーストリア軍に大攻勢をかけます。この結果、ロシア軍は何らの損害も出さずに3個軍の損害を与えることに成功し、さらに1個軍を包囲します。
オーストリア軍は全面的にカルパチア方面に後退を行いますが、包囲された1個軍は自滅してしまいます。
独軍は取り逃がしたロシア軍に攻撃を掛け、これを除去しました。
第3ターンから第4ターン、ロシア軍はカルパチア方面で攻勢を取り、前進をしますが、オーストリア軍には損害を与えられません。ドイツ軍はロシア軍に対して小規模な攻勢を取ったのみでした。
第5ターン、ロシア軍はカルパチア南部で攻勢を取り、オーストリア軍3個軍団を撃破します。さらに独軍騎兵を撃滅しつつ3個軍団を包囲します。このターンにはLotzenも陥落します。
独軍は包囲環の一角に対し攻撃を掛け、包囲された部隊に補給を繋げることに成功します。しかし、その攻撃のため、一部の部隊は突出気味です。
第6ターン、ロシアは突出気味であった重歩兵を含む独軍2個軍団に攻撃を集中、これを撃滅させます。しかし、カルパチア山脈の回廊での攻撃は、損害を出して撃退されます。
ドイツ軍はロシアの前線の一部を撃破すると同時に戦線整理を行います。
第7ターン、ロシアは独軍正面で守りにはいると同時に、オーストリア軍に攻勢をかけますが、あまり戦果を挙げることができません。
ドイツは重砲の支援下ロシア軍に攻撃を掛け、2個軍団を壊滅させます。
第8ターン、ロシアは独軍正面で守りを固めます。オーストリア軍方面ではカルパチア山脈の回廊の勝利条件へクスを遂に攻略に成功しました。
独軍は集中的に補給切れをロシア軍に割り当てるとともに、重砲の支援の下戦力を集中して、ワルシャワ周辺のロシア軍フルスタックを撃破します。さらにオーベルオストによりワルシャワを攻撃、守備隊に打撃を与えます。
このターンロシア軍は実に10ステップの損害を受けました。
時間のためここでゲームを終了しました。
今回はややロシア軍の賽の目が良かったため、ロシア軍にやや有利な展開であったようです。同盟軍の今後の反撃に期待、と言ったところでしょうか。
ゲーム終了時の情勢
かなり以前にプレイしたときは、ロシア軍の戦線が結構堅いという印象を受けましたが、今回プレイすると、弾薬切れと、重砲支援、そしてオーベルオストが組み合わせにより、なかなか独軍の攻勢も強力ですね。今回はロシア軍の防御方法はフルスタックするというものでしたが、結構な確率で全滅してしまうので、部隊をばらした方が良かったのかも知れません。
何れにせよ、両軍とも攻撃防御が堪能でき、方面別の戦線が出来るという変わったシチュエーションで、展開も結構派手なので、なかなか楽しめるゲームです。
弾薬切れやオーベルオストのルールも、簡単なルールながらゲームに意外性を持たせ、ゲームに華を添えています。
テーマ的にも珍しいので、プレイしてみる価値は十分でしょう。
また、ゲームの本質とは余り関係ないことですが、国際通信社の手によるこのゲームのグラフィックは、非常に出来がよいと私は感じました。ユニットもXTR版同様、大きめのサイズ(3/5インチサイズというのかな?)で、少なくとも私には扱いやすくて好ましく感じます。
・・・とは言っても実は今回は、ライセンス版はユニット未切断だったため、XTR版でプレイしたのですが(笑)。
YEN