1997年5月3日と4日に,東海地方三派連合合宿で,WAVE
OF TERRORをプレイしたので報告をいたします。
独軍北部がYy氏,南部が私,連合軍北部がひゃーらー氏,南部がIMU氏でした。
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まず1ターンプレイしたところ,チューターの私が第1ターンの特別ルールを殆ど忘れてプレイしたため,再度夕食後に仕切り直しとなってしまいました。(^_^;)
で,気を取り直して再度プレイ。独軍は幸運にも助けられて快進撃を見せ,サン・ビット周辺は早くも第1ターンに独軍が間近まで迫ってきています。ここで連合軍は砲兵を犠牲にして遅延戦術を展開。これによりサン・ビットに4スタックをする事が出来ましたが,砲兵隊は全滅してしまいます。
サン・ビット重視の割を喰ったのは南方でした。前のプレイではCLERF
RIVERの渡河に手間取ったのですが,今回はすんなり渡河することが出来ました。とはいえ,バストーニュ周辺には有力な部隊が陣取っており,簡単に奪取させてくれそうには有りません。
第3ターンには,第1SS装甲師団がサン・ビットに一撃を与えた後,中央に展開し,また,バストーニュ方向でも漸次進撃します。序盤の独軍の失策としては第12SS装甲師団が前面の橋を落とされたこともあって遊兵化したことくらいでしょうか。
しかしながら,恐怖の大王が突如降臨してきます。(^_^;)第5ターンは天候が晴れ渡り,ヤーボーが飛んできます。全て移動妨害に当てられた結果,独軍の殆どの部隊が補給切れに陥ります(注:これはルール間違いで,ヤーボーにより補給線が妨害されることはありません。)。この結果,独軍の進撃はぱったり止まってしまいました。
この後ヤーボーは第7ターンを除いて飛んできますが,あまりに強力なため,連合軍と戦闘支援だけに使うことに取り決めました。
いずれにせよこの進撃の遅延は致命的で,一時は穴が空くかと思われた中央の戦線も,バストーニュ周辺も,連合軍の増援によって固められてしまいます。
それでもバストーニュ周辺で戦車教導師団と116装甲師団が攻勢をかけますが,攻勢は阻止され,逆にパットン第3軍による手痛い反撃が開始され,遂に116師団は1個連隊程度の兵力に減少します。ここにいたり南方の攻勢は終焉を迎え,戦車教導師団は中央に転進し,南方は歩兵師団による防衛戦に移行します。
中央の戦線では最後の進撃が始まりました。選択増援の2個師団の投入により,独軍の戦力は厚みを増しています。既に第1SS装甲師団等は損害をユニットの消耗で補わねばならない状態ですが,それでも突進します。遂に西方マップへの進入に成功しました。
しかしながら,セル前面の森林地帯で独軍の攻勢は阻止され,独軍の攻勢は終わりを告げました。8ターンまでプレイしたと思います。
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両軍とも大変楽したプレイでした。広いマップをどんどん進撃する独軍と,シークエンスの特性上部分的な反撃も可能な連合軍のお陰で,両軍ともプレイを堪能できます。
今回は選択増援を投入したお陰で(史実ほどではないにせよ)結構な進撃が出来ましたが,かなり独軍が苦しいことは確かなようです。史実通りの増援スケジュールでは西側のマップへ行くことも難しいのではないでしょうか?
また,航空機は強力です。2:1や1:1の戦闘が頻発するこのゲームでは,かなりの効果を生むはずです。
いずれにせよプレイアブルで,ゲーム性も高く,人気テーマのバルジを扱ったこのゲームは広く長くプレイされることになるでしょう。合宿の課題ゲームとしても時間的に手頃だと思われます。
YEN