1999年7月31日にHannibal(AH)をプレイしたので報告します。私がローマ、TraJanさんがカルタゴでした。

 第1ターン、カルタゴ軍はヒスパニアの平定に力を入れ、hannibalはヒスパニアに止まります。代わりにHasdrubalがアルプスを越えイタリアに入場します。

 ローマ  2 3 3 1 3 2 1
 カルタゴ 3 2 3 2 2 3 2

 第2ターン、このターンは両軍の動きが少なく、対峙するに止まりました。

 ローマ  2 1 1 1 1 2 3
 カルタゴ 2 1 3 2 3 1 1

 第3ターン、ローマは選挙カードによりMarcellusが登場し、イタリア北部にいるHasdrubalに向かって前進してゆきます。Hasdrubalはこの攻撃をよく凌ぎますが、3回目の攻撃を受けて遂に戦線が崩れます。このため、Hannibalがアルプスを越えてHasdrubalの救援にやってきます。これに対しG.Neroが追撃をかけますが、Hannibalにより撃退されます。

 ローマ  1 2 2 3 3 3 1
 カルタゴ 1 1 2 3 3 3 2

第3ターン終了時の情勢

第3ターン終了時の情勢

 第4ターン、両軍はイタリア北部で対峙していましたが、カルタゴ軍は自軍の戦力の増強をみてHannibalをガリア方面に退かせます。すかさずMarcellusがHasdrubalをつき、カルタゴ軍は多大な損害を強いられました。Marcellusは追撃に移りますが、致命傷を与えるには至りません。

 ローマ  2 1 1 2 3 2 2 3
 カルタゴ 2 3 3 1 2 2 3 2

 第5ターン、イタリア北部から逃亡しようとしたHasdrubalは、Marcellusに追撃され、壊滅してしまいます。余勢を駆ってMarcellusはBoiiを攻撃しますが、あまり戦果はありませんでした。
 カルタゴ軍はシシリアやコルシアにカードや上陸にて牽制をかけますが、海上移動の賽子が恵まれず、余り大きな戦果を挙げたとは言い難い結果に終わりました。

 カルタゴ 3 1 1 311 2 3
 ローマ  2 1 2 3 1 1 3 1

 第6ターン、ハンノの助言によりカルタゴ本国軍はアフリカから出られなくなります。
 大スキピオはMassiliaに上陸し、また援軍としてMarcellusもやってきてヒスパニアに圧力をかけます。
 しかしながら、カルタゴ軍は伝令の拿捕のカードを皮切りに、ローマ軍が対応できないうちに、コルシカ・シラクサで多大な成果を上げる事に成功しました。

 ローマ  1 1 2 3 3 3
 カルタゴ 2 1 1 2 2 3 3 3 3

 第7ターン、HannibalはIdubedaにまで前進し大スキピオの頭を抑えます。しかし、疫病のカードにより打撃を受け、援軍を得るためにHannibalはガリアへ向かいます(笑)。
 この過程でローマ軍はヒスパニアのほぼ半分を占領します。

 カルタゴ 1 1 2 2 2 3 2 1 2
 ローマ  2 1 1 1 2 1 1 3 3

 第8ターン、ハンノの呪縛が解けたため、また、カトーの助言によりローマがアフリカへ行けなくなったのを見越して、カルタゴ本国軍の主力がヒスパニアに援軍を送ります。
 ローマ軍20戦力に挑戦してきたHannibalは大スキピオのリアクションを受けますが、Marcellusがリアクションに失敗し、大スキピオは単独での戦闘を強いられてしまいます。ここでハンニバルの象4ユニットが突撃に成功、あれよあれよと言う間に包囲攻撃で大スキピオは戦死します。(;o;)
 ここに至ってローマはヒスパニアを放棄する事を決意し、Marcellusは逃亡がてらSyracuseを攻撃します。
 しかしながら、コルシカ平定を進めていたVarroにHasdrubalが挑戦を仕掛けきて、Varroが流石に苦戦したため、Marcellusは再度海を越えコルシカに渡り、同地での戦況を優位に展開することに成功しました。

 カルタゴ 3 1 1 3 3 1 3 3 2
 ローマ  1 1 2 3 1 1 1 3 1

 第9ターン、プロコンスルであるMarucellusはT.Longusに改選され、同人はHasdrubalに大敗北を喫し、コルシカの戦況が非常に悪化します。
 ここで、ローマは唯一の戦略値3のカードを使ってP.Scipioにてコルシカへの海輸を試みますが、天候悪化のカードにより移動はブロックされました。
 この後、無理とは思いつつもローマ軍がアルプス越えでヒスパニアを狙おうと思いましたが、カードの残り枚数を考慮すると、ローマ軍の勝利が物理的に不可能で有ったため、ここでゲームを終了することとしました。

 カルタゴ 1 3 312 2
 ローマ  2 1 3 2 2

ゲーム終了時の情勢

ゲーム終了時の情勢

 今回のカルタゴ軍は、北イタリアでの膠着戦をHasdrubalに任せ、Hannibalはヒスパニアでの戦いを任せる、というのが基本方針だったようです。
 私が1999年1月23日にプレイしたときも(この時は北イタリアではなくてシシリア島に行ったのですが、)、第3ターンにHasdrubalをシシリアに派遣し、Hannibalはヒスパニアに帰還させています。
 北イタリアやシシリア島は、比較的守りやすく膠着戦になり易いことと、防御フ際は兵力さえ溜めれば、ハンニバルのような非常に有能な指揮官でなくても凌ぎ易いという特徴があります。一方、ヒスパニアは比較的機動戦になり易いので、機動の旨いHannibalには適任と言えるかも知れません。
 とはいえ、今回のカルタゴ軍のように、最初の弱い時期をHasdrubalに任せるのは、同人には一寸荷が重いのかなという気もします。もっとも最終的にはカルタゴ軍は勝利を収めているので、これで良かったのかも知れません。

YEN      

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