1998年12月27日のTSS例会にて、Aus Dem Traum(GJ#46)をプレイしたので報告します。
 私が連合軍、いとちゃんが独軍でした。

 独軍の第1ターンの攻勢は非常に好調で、連合軍は5個連隊の損害を強いられます。第2、第9SS装甲師団は中央部にシフトしています。
 連合軍は各戦線で後退を行い、戦線の穴を修復するのがやっとでした。

 第2ターン、独軍はサンビットに強襲を行い、連合軍を敗退させます。南方でもクレルボー近辺で第9機甲師団の1旅団を撃破します。
 連合軍はバストーニュに籠城体制を取り、北方ではマルメディ近辺を中心に防御を固めています。

 第3ターン、マルメディ近郊で激しい戦闘があり、マルメディは陥落するものの、マルメディ南方で独軍も2個装甲師団が消耗を被ります。南方ではバストーニュ近郊まで独軍が取り付きました。
 連合軍はヴェルヴィエ近郊で守りつつくともに、バストーニュに第10機甲師団と第101空挺師団が籠城、また、中央部にも交差点を中心に独軍の進撃をブロックしています。

 第4ターン、独軍は損耗を受けた装甲師団に補充を行い、補給をためるために余り大きな動きを見せませんでした。
 連合軍も対応を行う程度に止まりました。

 第5ターン、独軍の主力は突如南方にシフトしてバストーニュを全力攻撃、独軍は2個装甲師団に手痛い打撃を被りながらも、連合軍にも痛打を与えつつこれを奪取します。
 連合軍はバストーニュ陥落に伴い中央方面にも兵力を割く必要が出てきたためこれに対応します。なお、このターン英軍が登場しますが、ミューズ川近郊で停止しています。

第5ターンの情勢

第5ターンの情勢

 第6ターン、バストーニュを攻略した独軍はSS装甲師団を先頭にロシュフォール方面へ転進、バルジが形成されます。
 連合軍は南方で戦線整理を行いつつ、中央部に兵力を展開、ラ・ロッシュとマルシェで拠点防御を行っています。

 第7ターン、独軍はラ・ロッシュを奪取しつつ、腹背を保全するため南方の米軍を排除を狙い、米軍に打撃を与えます。
 米軍は中央部を増強するとともに、南方よりパットン第3軍が攻勢に出て、クレルボー南方にまで進出しています。

 第8ターン、第6SS装甲軍主力はマルシェを強襲するも、損害を受けて撤退に追い込まれます。南方では連合軍をかなり追いやっています。
 連合軍は南方の戦線を立て直すとともに、ラ・ロッシュへ反撃を行い、これを取り返すことに成功します。

 第9ターン、第6SS装甲軍は損害を癒しつつ、南方では連合軍を追い立てています。また、側面防御を強化しています。
 連合軍はディナン方向に部隊を派遣しつつ、第3軍がクレルボー西方まで進撃し、独軍の補給線を狙っています。

 第10ターン、独軍は突出気味ながらもディナンに突出し、その他の部隊は補給線の守りにつきます。
 連合軍は第1軍が独軍の補給路の1つを奪取するも、第3軍が補給路の奪取に失敗します。ここでディナンで英独両軍のタイの決戦となりますが、英軍の賽の目が及ばずディナンの奪回に失敗しました。

 以上により独軍が勝利してゲームを終了しました。

ゲーム終了時の情勢

ゲーム終了時の情勢

 ディナン方面に穴が空いているのは分かっていたのですが、そちらに兵力を振り向けると各線戦から部隊を引き抜かねば成らず、とてもOPが足りませんでした。まぁ、第3軍の攻撃にかまけていたので、そちらのOPをこちらに回せば良かったという話もありますが(笑)。

 OPがないと何も出来ないと言うのがこのゲームの特色で、序盤に大量のOPを与えられている独軍は派手な攻勢の始まりの演出が約束されています。独軍のOPが尻すぼみになり、連合軍のOPが増えて来るにつれて、主導権は逆転します。
 逆に言えば、序盤の連合軍に豊富なOPを与えておけば、まず確実に独軍の攻勢は行き詰まるとも言えます。ここらへんは、特別ルールを多用せずともゲームの流れを演出できると言う意味で、最近のゲームなのだなという気がします。

 何れにせよ、手軽にバルジの戦いを楽しめるゲームですから、プレイしてみることをお勧めします。

 あと、いとちゃんが一言有るそうだから、ここをクリックしてね。

YEN      

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