1998年6月13日のTSS例会にてthe Great War in Europe(XTR)をプレイしましたので報告します。
 私が西部同盟軍、KII氏が東部同盟軍、TraJan氏が西部連合軍、紅氏が東部連合軍でした。

 同盟軍西部はアントワープを包囲します。独軍は司令部2部隊を含む有力な部隊をベルギーに投入しました。Sedan近郊ではOHLを利用して強力な攻撃を展開し、付近の仏軍をほとんど掃討します。同盟軍の攻撃は高比率戦闘が多かったため、あまり損害を受けていません。同盟軍東部はセルビア方面は最小限の兵力に止め、ロシア方面では前進防御を選択しているようです。オーストリア軍はロシア軍に攻撃をかけ、無損害でロシア軍を3個師団撃破しています。
 連合軍西部は大規模な撤退を開始します。Verdanにはフルスタックの部隊と司令部が置かれるも、仏軍主力はBelfort,Epinal,Toul,Chalonsを繋ぐラインまで後退します。連合軍東部は攻勢を見合わせました。
 第1ターンの損害は、同盟軍が2個師団、連合軍西部が17個師団でした。

 第2ターン、同盟軍西部はアントワープを攻略、ベルギーの国土の全部も支配し、ベルギーは降伏します。同盟軍の一部の部隊は突出し、Soisoonsは騎兵が占拠し、Epernay付近にも歩兵が突出します。全般的に前進を行い、Verdan,Maupeugeの要塞は後方に放置します。
 連合軍は全体としては戦線を後退させます。もっとも、仏軍はSoisoonsの騎兵を撃破、Epernay付近の歩兵を包囲します。また、英軍は突出した独軍の一部を撃破します。
 東部戦線では殆ど動きがありませんでした。
 第2ターンの損害は、同ソ軍が5個師団、連合軍西部が18個師団でした。

第2ターン 西部戦線

第2ターン 西部戦線

 第3ターン、ターンオーバーは起こらず、同盟軍西部は攻勢を続行します。同盟軍は先ほどの攻撃で突出気味であった英軍を包囲します。Maybeugeの要塞も包囲しますが攻撃は行いません。Epernay付近で包囲されていた友軍は周辺の仏軍を撃破して、救援に成功します。Chalons付近ではOHLの支援により攻勢を行っています。
 協商軍西部は包囲された英軍を救援すべく攻勢を行い、救援に成功します。全般的には戦線は後退しています。
 東部戦線ではロシア軍が小規模な攻勢を行いました。
 第2ターンの損害は、同盟軍西部が5個師団、東部が2個師団、連合軍西部が13個師団、連合軍東部が1個師団でした。

 第4ターン同盟軍西部は要塞を無視して前進を継続します。再び英軍主力は包囲されてしまいました。同盟軍はEpernayを占領し、その他の前線でも前進をしています。
 連合軍は後退を続け、Langres,Soissons,Abbevilleに繋がる戦線を構築しました。しかし、独軍の戦線の一角に対し攻勢を行い、そこから英軍は補給を通して受け取ります。東部戦線では、ロシアはカルパチア方面で攻勢を行い、大成功を納めます。
 第4ターンの損害は、同盟軍西部が1個師団、東部が7個師団、連合軍西部が7個師団、連合軍東部が0個師団でした。

 第5ターン、前の戦略ターンで同盟軍は半分程度を東部戦線に回します。英軍主力が戦線の切れ目から逃亡しそうだったので、ターンオーバーを起こすのは躊躇われました。西部では再び英軍は重囲に陥ります。その他の攻勢でも独軍は成功を収めました。
 西部戦線ではMaupeugeで放置されていた仏軍も参加して英軍の包囲環の一部を食い破ることに成功、距離無制限の補給線のお陰で取りあえず補給切れは免れました。しかし、完全に独軍後方に取り残された形になっています。東部戦線ではさらにロシアの攻勢があり、再びオーストリア軍は大損害を被っています。
 第5ターンの損害は、同盟軍西部が3個師団、東部が8個師団、連合軍西部が9個師団、連合軍東部が5個師団でした。

 仏軍が不利な状態だったため、ここでゲームを終了しました。

ゲーム終了時 西部戦線

ゲーム終了時 西部戦線

 5月30日のプレイの教訓で、多少仏軍の配置を見直しました。確かに前回よりは仏軍が有利となりましたが、まだ不十分だったようです。同盟軍が高比率戦闘を行うことにより損害を余り出さず攻勢能力が減退しないことと、フランドル地方の連合軍の防衛方法が確立されていないのが原因と思われます。この点についてはさらに研究してみたいと思っております。

第4ターン 東部戦線

第4ターン 東部戦線

 東部戦線については、ロシア軍がKonigsberg周辺からWarsaw、カルパチアに続く直線的な戦線により対独防御を取りつつ、司令部を伴ったロシア軍がカルパチア東部から援翼運動を行い、オーストリア軍が対応に苦慮していました。この戦法はなかなか効果的だったようです。

 何れにせよ、今回も楽しめました。満足行く結果を得るべく、もう少し研究してみたいと思います。

YEN      

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