タイトル | : Re: イタリアのドイツ傾斜と海軍拡張 |
投稿日 | : 2005/05/08(Sun) 23:23 |
投稿者 | : ウィリー |
対英戦を想定した軍備を「1942年をめどに」整備していたのは事実でしょう。
#そのころには、KGV級をしのぐ新鋭戦艦ヴェネト級4隻が出そろいます。
しかし、イタリア軍部に対英戦を想定した
作戦計画の持ち合わせがなかったのもこれまた事実でしょう
#さもなければ、実際に参戦してから3ヶ月を無為に過ごすなどあり得ない。
本来、一国の軍備は、来るべき戦争についてのグランドデザインから
逆算されるものであってその逆ではない事を考えると
「軍部」には対英戦のつもりが全くなかったというのは間違いない所です。
怠慢には間違いありませんが、エチオピアでも仏伊国境でも
ギリシャ侵攻でも北アフリカでも、おおよそ
不手際の連発だったことを考えると
そもそもまともな戦争計画がイタリア軍にあったかどうかは
かなり疑問であるように思われます。
まともな戦争計画があって、それに沿って作戦を立てているのなら
いくらイタリア軍でももっと増しな戦い方が出来たでしょうから。