タイトル | : 渡来銭の流通について |
投稿日 | : 2006/07/20(Thu) 22:21 |
投稿者 | : 久保田七衛 |
いつぞや上野に美術展を見に行ったとき、「TraJan」の胸像をみて、おお、ここはSLG共用掲示板か?などと感慨にふけったりして、、、。
トラヤヌス帝のことだったんですね、知的好奇心は常に広げておきたいものだと、自戒しております。
さて、ご質問の件ですが、しらかわ ただひこ氏の「コインの散歩道」を是非、お勧めします。
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~sirakawa/index.html
「『渡来銭』と『鐚銭』」の項に載っています。なお、掲載文中の「たった1隻で800万枚」とは、1975年に韓国新安沖でみつかった沈没船のことです。
http://www.ffac.or.jp/magazine/01/fcm.html
立ち入った内容としては、鎌倉後期には国内でも貨幣での決済が目立ってくることを論じたのは玉泉大梁氏(1969年)が最初のはずです。ほか、佐々木銀弥氏・浦長瀬隆氏・鈴木公雄氏の諸研究もkey word検索されると参考になるかもしれませんね。
http://www015.upp.so-net.ne.jp/gofukakusa/sasaki-ginya-kaheinoryutu.htm