タイトル | : Re^4: どれだけの戦力があれば出来るのか |
投稿日 | : 2004/07/07(Wed) 21:46 |
投稿者 | : ウィリー |
参照先 | : http://homepage3.nifty.com/minea/ |
こんばんは、風間さん
> 「作戦計画」はウィリーさんのもので問題ないと思います。問題は「軍備計画」の方ですね。数だけならそろえられると思いますが、実質戦力が伴うかどうか、、、。
そう、そこが大問題です。
こればかりは史実から実例を持って来たくても持ってきようがありません。
というのも、まともな作戦計画に従ったイタリア軍の軍事行動の実例が
史実のどこを探しても見つからないので
「もし、イタリア軍にまともな作戦計画があったなら」という仮定を
置いた場合のイタリア軍の戦闘能力の見積もりようがないのです。
史実から言えることは「まともな作戦計画がなければ烏合の衆」ということ。
どこの国のどんな軍隊だってまともな作戦計画がなければ勝てないでしょうが
日本軍やドイツ軍の場合、現場である程度創意工夫して作戦計画を作っているのに
イタリア軍を見る限りこの手の創意工夫が全く見られないのです。
(日本軍は無茶苦茶、現場の計画の方が大本営の作戦計画より
よほどましだというのだから。
ドイツ軍の場合は独断専行をある程度許す組織のあり方が
総統指令の無茶さ加減をずいぶんと和らげていたようです)
#ソ連軍もイタリア軍側に近いと思われる。イギリス軍はやや創意に欠けるようです。
#アメリカ軍は創意工夫も得意みたいですが…そもそも作戦計画段階で無理をしないですからね。
#作戦計画無しのバターン戦の結末を見る限り、あんまり高い点は与えられそうにないですが。
まあ、少なくとも「まともな作戦計画があればないよりはましな戦いをするだろう」とは思います。
戦術的な部分で史実より弱くはならないでしょう。
あとはイタリア軍の弱体さを戦力見積もりに繰り込んでやったとして
なお英仏相手に優位に立てるだけの戦力になっているかどうかが問題です。
ただ、高級将校が作戦計画通りに行動するかどうかは別問題ですし、
この問題もイタリア軍が乗り越えておくべき問題の一つになってますよね…。