タイトル | : Re^6: どれだけの戦力があれば出来るのか |
投稿日 | : 2004/07/11(Sun) 21:20 |
投稿者 | : 山家 |
どこにつなぐか、迷いましたが、ここにつなぐことにします。ウィリーさま、もう一つの方へのレスは自分の考えをまとめるため、明日以降にさせてください。
まず、英仏連合対独伊枢軸の対決ですが、私が伊軍のトップとして考えるならば、本土とシチリア、サルディニアの確保が限界で、北アフリカに手を出すことは1939、40年段階では無理だと考えます。まず第一に戦艦が伊には事実上ありません。何しろ1940年に竣工するヴェネト級戦艦2隻以外の伊の戦艦の主砲は全て12.6inで、英の戦艦に到底太刀打ちできるものではないからです。そして、ヴェネト級が竣工したからといって、充分な訓練を行わないと実戦投入は不可能です。それを考えると、1939、40年段階では北アフリカは諦めることにして、ソマリランド、リビアは事実上放棄し、治安維持に必要な最低限の兵力以外は、本土に引き上げさせて、本土防衛を最優先に考えるべきだと考えます。地中海制圧の第一歩として、マルタ島を占領したいところですが、1942年のヘラクレス作戦のために枢軸軍が準備した戦力を1940年以前に集められたか、というとどうにも疑問を覚えます。更にチュニス占領はただでさえ乏しい戦力の更なる分散になり、北アフリカ放棄が、私の計画の前提ですから、手を出さずに置くべきだと考えます。
そして、仏本土への航空撃滅戦と北アフリカ放棄により増強した地上軍による仏本土侵攻を行いたいところですが、航空撃滅戦は、制空権確保には逆効果であり、防空戦闘に徹するべきだ、との他のスレッドでの御意見に従い、空軍は本土防空に徹し、海軍も伊沿岸の防衛と沿岸航路の保護に徹するべきだ、と考えます。
そして、陸軍の兵器更新が完了し、ヴェネト級戦艦4隻にアクィラ級空母1隻といった戦力が整う1943年になってから、攻勢を取りたいのですが、その頃には米国が参戦しているでしょうし、どうにも攻勢は無理で、ひたすら伊は防衛に徹して終戦を迎えることになりそうです。
ウィリーさまの作戦計画自体は正しい、と思いますが、私としてはどうにもそのための軍備計画が間に合いそうに無いので、上記のような作戦計画を已む無く立てました。如何なものでしょうか。